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水引飾りの美しさ。 [伝統儀礼品]


先日、e-よこ会のイベントに必要な資料作りで、大阪・高麗橋 西詰めにある「渋谷利兵衛商店」さんの社長、渋谷善雄さんにお目にかかった。

この会社は婚礼儀式品、つまり「結納品」を扱うお店。大阪の老舗である。享保9年、1724年創業の、当時は介鰹乃し蝋燭のお店で、その後婚礼儀式品の店に。そして現在も大阪では有名な結納品一式取り扱いのお店として約300年の歴史をもつ。

このお店に入れば、水引飾りがお店にところ狭しと展示されている。結納品のお飾りとしていろんなランクがある。その中で『松・竹・梅』の水引飾りが目に入った。

これらすべて手作りの逸品。見事な水引を織りあわせている。
職人さんの匠の技である。その職人さんも今では数少なくなっているのが現状のようである。

結納はいまでも婚礼に欠かせない儀式。それを演出する日本独特の慣習のひとつ。

一般の婚礼では簡略化され、結納儀式をするところも少なくなっていると聞く。この儀式が必要かどうかはそれぞれによって違うだろう。

それはさておいて、私が伺っている間にも電話や来客の応対に忙しい。改めて婚姻という認識の重さを感じさせられた。

写真左から梅、竹 そして下が松


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ink

茨木市の結納屋さんの事をブログに書いていて、北浜の結納品の「渋谷」さんてまだあるのかなあと、調べてみて来ました。西宮か夙川にも支店があったようだったけどどうなったかしら。「渋谷」さんの結納品はとてもすっきりと上品で、20年も前の事ですが、北浜に職場があり西宮に実家があったので、いつも通りかかっては美しさに見とれていたのを思い出しました。老舗とは思っていましたが、300年とは知りませんでした。伝統の力ってすごいですね。
by ink (2009-01-26 18:20) 

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