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手作り「干支御守り札」に思いを込め! [仏画曼荼羅アート教室]

仏画曼陀羅アート教室の、現在の進行形の作品は「干支御守り札」である。仏教界全体で統一されているわけではないだろうが、一部の宗派ではそれぞれの干支の本尊が決められている。その干支の本尊を御守りにお札を作っている。
十二支に対し8仏の本尊がある。干支によっては同じ本尊の場合がある。それぞれの干支の仏画を本尊とし、それを御守り札にしようというもの。

少し厚めの模様入りの和紙を外紙に使用し、その外紙の内側に薄い和紙を張り付けるが、その前に、その和紙に墨で円相を画き、円相の周りにたっぷりと水を含ませた筆でなぞる。墨と水が重った部分に滲み模様の波形が生じ、円相がより幻想的な空間として広がりをみせる。そして乾かないうちに筆でなぞった部分を手でちぎってゆく。それを乾かし、円相の中に本尊を描き、着色する。

そしてもう一枚の紙に、描いた円相の大きさにあわせ円を描き、その中に般若心経を縦に、または円形に従いらせん状に書く。書き方は自由である。書き終えたら、円相に描いた仏画の上に重ねる。外紙を入れ3枚つづりで折る。表面の上段には「干支 御守り」と書き、下段には本尊の名前を入れて閉じる。

本尊の仏画は上から重ねた般若心経で見えなくなるが、本尊の扉になり、その奥に本尊を安置しているという意味合いをもたせている。本尊が、作った人の思いを受け守ってくださるお札になる。

神戸教室の皆さんが描いた作品を紹介させていただく。

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             それぞれが思いを込めて

リポート&写真/ 渡邉雄二 制作/ 仏画曼陀羅アート神戸教室の皆さん

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