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大相撲春場所では二子山部屋が西宮 越木岩神社を宿舎に奮闘 [伝統文化]

昨日、大相撲春場所(大阪場所)が始まった。初日、横綱照ノ富士、二大関が敗れる大波乱のスタートだった。毎日欠かさず大相撲は視聴している。オヤジの仲間入りをして早数年が経つ。

TVがまだ各家庭に普及していないころから、わざわざ近所のTVがある家でプロレスと相撲は見せてもらっていた記憶がある。子ども時代から半世紀以上は見る機会がなかったが(ちなみに相撲ダイジェストは必ず視聴)、いまは楽しみのひとつになっている。



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先日、西宮北口にあるショッピングモールに行ったとき、イベント広場に二子山部屋ののぼりが掲げられていたので興味をそそられ覗いた。歴代横綱の写真展だった。西宮にある越木岩神社が、昨年の春場所から二子山部屋の宿舎になっている。それで西宮も大相撲との縁がつながった。このような催しが開かれたのも、そのお陰だろう。

歴代の横綱パネル写真を見ていて、横綱の顔ぶれが第47代横綱の柏戸関から始まり48代の大鵬関と掲げられていた。が、その前の栃錦関、初代若乃花関のパネルがない。私の場合は、若乃花が憧れの大横綱だったのに、と思っているのでパネルがないのは残念ではあったが、柏戸、大鵬の両横綱の凛々しい姿(白黒)を見ることができたのでよし、と。
手に日本刀を握りしめている歴代横綱の姿を懐かしむように見せてもらった。

越木岩神社を宿舎にしている二子山部屋の番付最上位の狼雅(ろうが)関は西前頭14枚目。初日は白星発進だ。稽古風景を見に行こうと思っていたが、まだ行けてない。気になる関取になっている。



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リポート&写真/ 渡邉雄二

#相撲 #大相撲 #春場所 #大阪場所 #歴代横綱パネル展 #凛々しい姿 #二子山部屋 #越木岩神社

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楚々として咲く冬の桜の美しさ [伝統文化]

今年の初め頃、西宮市北山緑化植物園から「サクラ咲いています」という便りをもらった。桜シーズンにはいささか早いと思いながら、追記でこの季節に咲く桜だという。
前々から冬のまっただ中に咲く桜に関心を寄せていた。春の本番を告げる桜と違って楚々と咲く姿に共感を覚えていたからだ。

冬に咲く桜を「冬桜」、また「寒桜」だと思っていたが、実は共に冬に咲く多くの桜の1品種にすぎないということのようだ。一言に「冬咲き」と言っても、咲く時期は様々で、大きく分けると3つのグループに分類される。

一つは、寒い時期に咲く野生種のもので、その代表的なものがカンヒザクラ、ヒマラヤザクラなど。そして、二季咲き(春と秋)の園芸品種の桜。代表的なものがフユザクラ(冬桜)、ジュウガツザクラ(十月桜)シキザクラ(四季桜)、コシノフユザクラ(越の冬桜)など十数品種が存在する。
もう一つの品種は晩冬から早春にかけて咲く品種で、知られているものではカワヅザクラ(河津桜)やカンザクラ(寒桜)などが有名である。

先日、北山緑化植物園に行ってきた。案内があった通り、二季咲きの代表格の十月桜が枝に一重の白の花弁をつけていた。春の桜からすれば疎らにしか花はないので迫力に欠けるが、それがまた美しい。十月桜の他に、冬桜も一重咲きで楚々と咲き誇っていた。

これからは、梅、桃、そして春の桜によって彩ある風景を楽しませてくれる。それぞれの美しさを今年も満喫できそうである。



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十月桜




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冬桜




リポート&写真/ 渡邉雄二

#冬に咲く桜 #野生種 #園芸種 #十月桜 #冬桜 #子福桜 #西宮市北山緑化植物園 #楚々と咲く冬の桜 #一重咲き

#尾道 #尾道観光 #尾道千光寺 #尾道観光大使 #仏画曼荼羅アート #佛日寺 #福泉寺 #法楽寺 #渡邉雄二 #ライブインテリジェンスアカデミー

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阪急うめだ本店の七つの窓に令和六年の「迎春花」が表現される [伝統文化]

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昨年末に阪急32番街のアーケードは多くの人で賑わいをみせていた。
すでに阪急うめだ本店のウィンドーは2024年の門出を祝し、京都嵯峨御流による正月ディスプレーで整えられていた。

七つのウィンドーには、それぞれのテーマに沿った御流の本隋である「天・人・地」をもとに「迎春花の想い」が形にされていた。日本の伝統文化の “めでたさ” をいけばなで表現したと書かれていた。
令和六年甲辰年が健やかな年になりますようにという想いを込めて挿花したと綴られていた。



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初日の出に本年の幸せと順風漫歩を願う「来光」

歳徳の神を迎える松に梅を添えて鷁首龍尾船(げきしゅりゅうびせん)にいけている。水を渡る「龍」、風波に耐えてよく飛ぶ「鷁」の飾りを付けた船花器を合わせて表現




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水は命の原点。水の源流である深山の風景「蓬莱」

水の源流を生み出す「深山の景」を表現。水=命は連続してつがっているという大切なことをいけばなで表現




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甲辰歳 龍の勢いにあやかりたい「瑞祥」

運気上昇、富と幸福をもたらすといわれる龍の姿を、南方竹の根を金色に染めて表現




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直ぐなる杉のすくすく生える異形の美を再発見する「須久須久(すくすく)」

杉は「スクスクと生える木」からつけられた名前。細く優美な容姿から庭園観賞用の台杉に、苔庭には「一両から万両」までの植物を配している




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赤に繫栄と避邪(ひじや)の願いを託した「猩々(しょうじょう)」

能の猩々で用いられる赤い頭と酒に酔った猿のような赤づくめの衣装を、猩々緋の色に染めたヤシの花序、猩々木(ポインセチア)などの花材で表現




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陰陽和合の調和美。しつらえの遊び心「日月(じつげつ)」

向かって右に花衣桁を「陽=日」、向かって左を「陰=月」と見て、陽側には勢いよく伸びる紅梅を、陰側にはくつろいだ飾り方で満月花器からしだれる白梅を生け陰陽和合による調和を表した




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令和六年 御歌会始の御題「和」にちなんだ「わ」

置器の亀花器にいけているのは、嵯峨御流 生花の「内用」という花姿。天人地三才の枝の働きの変化に魅力があり、その姿があたかも「わ」の字の形をしている。 結び柳の丸く結んだ部分は「生命力の象徴」や「一陽来復」の太陽を表している。





リポート&写真/ 渡邉雄二
花解説/ ウィンドーに飾られた解説文を転用

#阪急うめだ本店 #恒例の正月ディスプレー #嵯峨御流 #7つの窓 #テーマに基づいて飾る #迎春花の想い #命の尊さ

#尾道 #尾道観光 #尾道千光寺 #尾道観光大使 #仏画曼荼羅アート #佛日寺 #福泉寺 #法楽寺 #渡邉雄二 #ライブインテリジェンスアカデミー

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二羽の鴨を従え立つ姿はお釈迦様 【建仁寺風景】 [伝統文化]

いた、いた!
池の淵に寒そうに首をすくめていた。
今日は、二羽の鴨を従え、釈迦立像に見えた。

遠くて見えづらいので、
昨年の美麗で勇ましい姿をひろう



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            昨年の美しい姿



写真/ 渡邉雄二

#建仁寺 #蓮池 #鷺
#建仁寺が棲み処
#立ち姿はお釈迦様
#美麗で勇ましい

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#渡邉雄二 #ライブインテリジェンスアカデミー

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京都の街中に、江戸時代の暮らしが見えてくるような町人長屋がある [伝統文化]

京都・東山五条にある「大谷本廟」へお参りするのに四条河原町から歩いた。距離としてはそんなに長くはないが、なにせ人が多いので長い距離を歩いた気分になる。四条通から花見小路、そして建仁寺界隈は祇園の中心地、さらに東山通から清水寺へ行く人が多いのはご承知のとおりである。

この喧騒を避けるために花見小路の一本西側の大和大路通りを南へ。和菓子のとらやさんの前を通り八坂通を東に、花見小路に出る手前を右に曲がり再び南下した。
通り名があるとは思えないような小路に入ると人っ子ひとりいない。江戸時代にタイムスリップしたような長屋のたたずまいを感じさせるところ。長屋の前の小路が少々膨らんでいる。小路の中央に井戸があった。この名残は、まさに江戸時代の町人長屋である。京都の路地裏にはいまもその時代の暮らしの営みが見えてくるような雰囲気がある。

そのまま進むと、正伝永源院の土壁沿いに建仁寺参道があり、少し歩くと建仁寺の西門の前に。法堂を過ぎると小さな蓮池がある。 建仁寺を訪れれば必ず立ち寄る池であり、私のなかでは仏様に匹敵する生き物が住処にしている。“今日もいるだろうか?”


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右に南座、左に北座



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江戸時代の暮らしが見えてくる雰囲気の感じさせる



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正伝永源院の土壁沿いの建仁寺参道




リポート&写真/ 渡邉雄二

#大谷本廟 #東山五条 #四条河原町から歩く #人の波 #路地裏を歩く #江戸時代の暮らしが見えてくる #街中に町人長屋

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御堂筋でタイガースの優勝パレードを観戦 ファンあってのタイガースを痛感 [伝統文化]

大阪と神戸でタイガースとオリックスが交互に優勝パレードを行った。
午前中、用事があって大阪に行ったついでに、午後からのタイガースパレードに淀屋橋まで足をのばした。観戦ポイントは人の流れのままに動き大阪ガスビルの前に。動かず約1時間強ほど待った。

3台の2階建てバスに分乗し、監督、選手が手を振る。それに応える沿道の観客の黄色い声援がビルの谷間でこだましているかのようだった。改めて阪神タイガースはファンと一体となっているとつくづく思い眺めた。

隣で観戦していた私と同世代の女性が、沿道補助係の大学生の女子に、「こんなの見るのは最後かもしれんので来たよ」と。その女子はつかさず「来年もまたパレードありますょ」。
そうするとおばちゃんが「岡田監督が続けてくれるなら・・、選手は若いし、それにええ選手ばかりやし」と喋りまくっていた。そのあと、活躍した若い選手の名前が口から連呼されていた。

こういう人たちが「タイガース」を支えている。来年、甲子園球場が100周年を迎える。これを機に、タイガースファンに鞍替えしようかなと気になる。「そんなにわかファンはいらない」という声が聞こえてくるようだ。



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バスから手を振る監督選手たち それに応えるファン




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沿道を埋め尽くす人の山




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思い出の一枚




リポート&写真/ 渡邉雄二

#阪神タイガース #オリックスパファローズ #大阪と神戸で同時に #優勝パレード #タイガースパレード観戦 #御堂筋 #老若男女の黄色い声援

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乙女文楽と上生菓子のコラボイベント大盛況 [伝統文化]

過日、大阪・東住吉区にある法楽寺で「をかしうつくし雅な遊び」と題した乙女文楽と和菓子のワークショップをコラボさせたイベントがあった。それに参加させてもらった。

まず、上生菓子作りからスタートした。指導されたのが、和菓子作家の福田恵さん。福田さんの指導のもと、義経千本桜の「初音の鼓」をモチーフにした上生菓子に初チャレンジ。思うようにはいかないものの楽しい時間だった。

そして歌舞伎演目の定番である「義経千本桜 初音の鼓」を、人形遣いの吉田光華さんとお弟子さんによって乙女文楽偏で上演された。上生菓子と結びつく演目「初音の鼓」である。源義経が静御前に贈ったと伝えられる伝説上の鼓を、乙女文楽と和菓子で堪能させてもらった。

そのあと吉田光華さんが、人形の解説や遣い方、そして乙女文楽の誕生について、さらに、吉田さんが乙女文楽を始めるきっかけなどの秘話を披ろう。

和菓子と乙女文楽は畑がまったく違うが、日本の伝統の技が伝え継がれた日本の貴重な財産である。身近にそれらを享受できる機会がもっとあれば、と願ってやまない。


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福田恵さんの指導のもと上生菓子をつくる




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吉田光華さんと吉田光寄さんの乙女文楽



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吉田光華さんの解説




リポート&写真/ 渡邉雄二

#乙女文楽 #吉田光華 #人形遣い #和菓子 #福田恵 #和菓子作家 #義経千本桜 #初音の鼓 #貴重な財産

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苦心の跡 【仏画曼荼羅アート-佛日寺教室-】 [伝統文化]

なにかに打ち込めば試行錯誤するのは常の道。
試行錯誤の繰り返しの先に光が見える。
その光が見えたときに、その光が一段上るパワーになる。

そんな言葉がこの仏画曼荼羅の絵から発せられているかのよう。


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リポート&写真/ 渡邉雄二
作品制作/ 仏画曼荼羅アート「佛日寺教室」の生徒さん

#仏画曼荼羅アート #佛日寺教室 #観音さま #般若心経 #試行錯誤 #苦心の跡 #自身で考える

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京の「扇絵」、江戸の「浮世絵」が庶民文化を形成 [伝統文化]

最近、たて続けに京都の「細見美術館」と、神戸の「神戸ファッション美術館」へ行った。
細見美術館は琳派第23弾となる「琳派の扇絵と涼の美」と題し、細見コレクションを中心に、扇絵・団扇絵や夏の草花図や秋草図などの展覧会。一方、神戸ファッション美術館では、浮世絵にみる江戸っ子スタイル「花のお江戸ライフ」を楽しませてもらった。

扇や団扇は、江戸時代の中期頃から京都の庶民の身近な調度品として親しまれていた。その扇や団扇などに描かれている絵を楽しむ文化が広がっていた。京都では、俵屋宗達が主人として切り盛りしていた「俵屋」が製造・販売する店として大変人気で高い評判を得ていたようである。
扇絵や団扇絵は、宗達を筆頭に尾形光琳、中村芳中、酒井抱一、鈴木其一らの著名な絵師も積極的に手掛け人気を博していたようだ。その琳派の絵師たちの扇絵などの展覧会が現在開催されている。

一方、江戸後期に江戸の庶民に親しまれたのが「浮世絵」である。庶民の関心を引くように浮世絵にも様々な主題が現れた。例えば旅行ブームを背景にして生まれた風景画をはじめ、旅、食、趣味といった今の我々の関心事と重なる主題で表現されている。
同展は、当時の江戸っ子が夢中になった様々なブームや日常の暮らしに寄り添った娯楽の数々(旅行・メイクアップ・ペット・グルメ・ガーデニング等)をキーワードにして、後期浮世絵画壇を代表する喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重をはじめ、歌川豊国、国貞などの浮世絵が展示されている。

江戸後期に地域は違うが庶民文化の形成に大きくかかわった京の「扇絵」、江戸の「浮世絵」。著名な絵師たちによる時代や文化を伝えるモノとして時代を席巻。絵を見ながらそれを読み解くのも楽しいものである。



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リポート/ 渡邉雄二

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七夕伝説で心ときめく [伝統文化]

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今夜あたり空を見上げると、天の川と織姫星と彦星を観ることができるかもしれない。しかしながら、七夕に欠かせない上弦の月は残念ながら無理のようである。この時期が織姫星と彦星が一番接近するといわれている。天の川を挟んでいるので織姫星と彦星が逢うのに上弦の月をなくしては “七夕伝説” は語れない。
彦星が上弦の月に乗って天の川をわたり織姫に逢いに行く。そんな心ときめく伝説は、上弦の月を入れてこそ成り立っている。ちなみ今月は26日が上弦の月、もしかすると彦星が月にのっているところを観ることができるかも。

写真にある軸は、七夕を表現しているものである。絵には毬(まり)と大きな葉っぱが描かれている。漢詩の最後に「乞巧(きっこう)」と書かれてある。乞巧は中国でいう七夕のこと。七夕は古代中国の祭り事で、それが日本に伝わり日本の風俗や地域にあった七夕に変化していった。中国はいまも七夕を祝う風習はあるようだ。日本と同じようにお供えをするらしい。
中国の場合、女性の祝い事のようである。裁縫や手芸が上手になりますように、と。賛に書いてある七針(針に七つの糸を通す穴がある)で七色毬をつくる。その毬を縁台に置いて、七夕の夜に天の川と織姫星と彦星、そして月を大きな水鉢に映し、梶の葉の裏に願い事を書いて浮かべる風雅な習慣があった。こんな軸をかけて七夕に願いを込めるのも乙なものである。


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リポート&写真/ 渡邉雄二
写真/ 掛軸は文人茶一茶庵所蔵

#七夕 #七月七日 #七夕伝説 #織姫星 #彦星 #天の川 #上弦の月 #七色の毬 #乞巧 #裁縫が上手になりますように

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