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「百花繚乱」の決勝戦。 [おやじ感想文シリーズ]

昨夜、世界陸上(北京)で行われた女子100m決勝。「百花繚乱」の言葉がぴったりのレースだった。優勝したジャマイカのシェリーアン・フレーザープライス選手は、この種目で五輪2連覇、そしてこの世界大会でも連覇した。ボルト選手と並ぶジャマイカの英雄になった。

レースもさることながら、このフレーザープライス選手はトレッドヘアーを母国の色 グリーンに染めていたのをはじめ、トリニダードトバコのアイエ選手は真っ赤のヘアーなど個性あふれる各国選手のスタイルに目を奪われてしまった。

彼女たちのパーフォーマンスは記録や順位にこだわるのと同じくらいに注力しているのが個性的なスタイル。私の目には眩しいくらいに美しく映った。

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※画像はTBSテレビより
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「青春100歳 甲子園 賀川浩」のコラム [おやじ感想文シリーズ]

昨日、高校野球100年にあわせ、朝日新聞の朝刊に「青春100歳 甲子園 賀川浩」のコラムが掲載されていた。
以前も紹介したが、90歳で現役のサッカーライターである。今年、国際サッカー連盟会長賞を受賞されたのは記憶に新しい。
いまはテレビや新聞等でしか顔を見ることはないが、90歳とは思えない姿に敬服する。サッカー界のご意見番としていつまでも見守っていただきたいものだ。

記事コピーは2015.8.17 朝日新聞朝刊
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「9年生」が、来年から始まる。 [おやじ感想文シリーズ]

仕事で中学校を訪ねることが多い。いままでに見たことがないものを見ることがある。それは「9年1組、9年2組・・・」という教室の廊下側に掲げてあるクラス表示。9年生という学年が存在している。公立の小中一貫校として数年前から試験的に一部の学校でスタートしているからである。

今日の朝日新聞朝刊の一面に「小中一貫校が制度化」という記事が出ていた。新聞によると小中学校の「6・3」の区切りをやめ、9年間の共通したカリキュラムで学ぶ小中一貫校を国の制度に位置づける改正学校教育法が17日、参院本会議で成立した、と伝えていた。いままでの小中学校とは別に、新たな学校の種類として「義務教育学校」と名付け、来年4月から開校する。

既にモデル校としてスタートしている小中一貫校は、小学校と中学校が隣接しているところ。すでにそれぞれの先生方は職員室を行き来している。
この制度化に踏み切った大きな理由は「中1ギャップ」という、小学生から中学生になったときにいじめや不登校が増えるのを軽減することと学力向上に有効ということから新たの試みとして本格的に始動する。

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ビジネスは人脈ではない、「正面突破」だ。[見城流仕事心得] [おやじ感想文シリーズ]

「幻冬舎」は好きな出版社である。その出版社を率いているのが見城徹さん。幻冬舎の代表取締役で、敏腕編集者としても有名な方である。
日曜日の朝刊に「朝日求人」というコラムがある。好きなコラムである。昨日は、その見城徹さんが登場していた。読むと見城さんの仕事に対峙する姿勢が書かれていた。この方ならではのスゴミがあった。やはりおもしろい。

記事の一部を引用させていただく。
見出しが「ビジネスには人脈はいらない」。なにをいっているのかよく分からないが、拾ろっていくと見えてきた。

[>]僕は「人脈」という言葉が大嫌いです。聞いただけで虫酸(むしず)が走る。「人脈が大切だから」と異業種交流会やパーティーにでまくっている人がいますが、すぐやめた方がいい。そんなところで通り一遍の表面的な世間話をしても無駄です。役に立たない名刺の山が残るだけ。そこから一体何が生まれるのか。[<]
[>]仕事というのは「圧倒的努力」をした者同士の濃密な交錯です。血を流して命を張る。その「癒着」が大きな結果を生みます。キラーカード(一撃必殺の最強カード)を持たない者同士が中途半端な関係を築いたところで、何も生まれません。[<]
[>]顰蹙(ひんしゅく)は金を出してでも買え。愈鬱(ゆうつ)でなければ仕事じゃない。[<]
6月7日付 朝日新聞朝刊「朝日求人」から転載

一部を拾ったものなので、見城さんの言わんとしていることが伝わるかどうか。この人の仕事にたいする思いは人一倍強いかも知れない。成功するためには逃げずに「正面突破」せよ、と。新規に仕事をする人への見城流アドバイスである。

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「asics」を見つけると気持ちが高鳴る。 [おやじ感想文シリーズ]

2日前の朝日新聞「この人に聞きたい」コラムに、株式会社アシックスの「尾山 基」社長さんが登場していた。
アシックスという会社が昔から好きである。アスリートとしてアシックスの製品にお世話になったとか、元社員だったわけでもなく、もちろん株主でもないのに、永遠の"アシックスサポーター" だと思っている。

その昔の「オニツカタイガー」ブランドのバッタマーク(?)シューズが大好きだった。当時、あのバッタマークラインがダサ〜イと思われていた。しかし、ダサクても一流アスリートには欠かせない武器だった。
マラソンシューズ、トラック&フィールドシューズ、バスケットボールシューズ、バレーボールシューズ、レスリングシューズなどが数々のスポーツシーンで活躍してきた。当時からシューズとしての機能性は群を抜いたいた。世界一だと思っている。

スポーツシーンで、選手たちを見るのも楽しいが、選手がどこのメーカーのものを着用しているかがついつい気になってしまう。「asics」のロゴを見つけると気持ちが高鳴る。

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作家・朝吹真理子のおもてなし。 [おやじ感想文シリーズ]

昨日の朝日新聞朝刊に、ひときわ目を奪われた写真があった。
よく見ると、それは「将棋名人戦」。羽生善治名人と行方尚史八段の対局シーンなんだけど、フォーカスされているのは、中央で鋭い視線をおくりながら対局をみつめる女性。

記事に目を移すと、「作家・朝吹真理子」寄稿と書かれていた。朝日新聞の企画なんだろう。2日間、対局に密着し、勝負に何を感じたかの想いを綴っていた。まず写真に目が奪われ、そして文章に心が惹き付けられた。

文章の中で、読み返したところがいくつかあった。前文後文を省いているので、少しニュアンスが伝わりにくいかも知れないが、拾ってみた。
 向かい合う二人の息も重い。「一手さきの未来を考えては壊し、また考える」
 それを二日間繰り返している。「時間は流れるのではなく削りとられるものとして存在 する」。文章の奥深さを感じる一行である。

書き出しは、対局室の閉塞感の描写で始まっている。終わりが、また対局室の「床の間に生けられた蕾の鉄砲百合が咲き、青いにおいがしていた。盤を挟む座布団に、ふたりの体の重みが残っている」と結ばれていた。

読み終えて驚いたのが、描写する素材を繊細に感じとり、それを料理しもてなしていただいたような気分になった。

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2015.5.23朝日新聞朝刊転載
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神戸が、パン購入額全国1位の理由。 [おやじ感想文シリーズ]

先日の神戸新聞夕刊1面トップに、神戸がパン購入額全国1位ということが紹介されていた。神戸は、パンや洋菓子の有名店が多いことから「神戸ブランド」の一つとして全国に名を轟かせている。

では、なぜ神戸が、パンや、ケーキに代表される洋菓子が発展普及したのかをひも解くと、神戸は明治時代に入り海外に開かれた港町として栄えた。明治期に神戸で開店して現在も元町商店街にある瓦せんべいで有名な「亀井堂總本店」とマロングラッセで有名な「神戸風月堂」の大手洋菓子店が発展の基盤をつくったといっても過言ではない。
そして大正時代に入って、現在の「ドンク」である藤井パンが湊川トンネルの西口にカフェをオープン。その後「ユーハイム」「フロインドリーブ」「ゴンチャロフ」など、現在の神戸の洋菓子業界の源流となる洋菓子メーカーなどが外国人により開業された。
大正末期から昭和初頭にかけて起こった喫茶店ブームに支えられて、高級洋菓子はコーヒー、紅茶などとセットで喫茶店とともに成長、在留外国人やハイカラ(当時、西洋風様式を好む)な人々に愛され阪神間に広まっていった、と言われている。
その神戸の洋菓子が全国的に広がるきっかけとなったのは、昭和20年代後半に大阪の百貨店が展開した全国各地の名産品を集めた「のれん街」や「名産街」に神戸の洋菓子メーカーが出店したことなどが大きな理由になっているようだ。

パンは、神戸に入ってきたのが洋菓子より少し早かったようだ。安土桃山時代にポルトガルから日本に伝えられ、幕末に開港した神戸は早くからパン文化が根付いた。
総務省の家計調査によると、神戸市民の1世帯あたりのパン購入額は年平均3万7399円(2012~2014年)で、食パンも同1万2404円。県庁所在地と政令市では全国一で、市民の食生活に深く浸透している、と伝えていた。

全国1位になる理由は、歴史があって、それを守ってきた人々の強い想いがあってこその証だ。それが今を支えているのだろう。

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会社を選んだ着眼点が、実におもしろい。 [おやじ感想文シリーズ]

昨夜、テレビのニュース番組で「HAPPY NEWS 2014」の大賞作品の内容をドキュメンタリータッチで伝えていた。見た人も多いかも知れませんが、心に残ったので紹介させていただく。
「HAPPY NEWS 2014」とは、日本新聞協会が読んで幸せを感じた記事と、その理由を読者から募ったものに賞を与えるもの。2014年の大賞を受賞したのが、南日本新聞朝刊で、高校生の就職をめぐる「整頓されているから」を読んで応募した鹿児島県日置市の古垣ひとみさんが大賞に選ばれた。
記事は、ガソリンスタンドでアルバイト中の高校生が、給油に来た作業車の社員に採用予定があるか尋ね、車内が整頓されていることを理由に「こんな先輩のいる会社で頑張りたい」と就職を希望。その高校生に、社長が心動かされ採用を内定するまでのエピソードを紹介していた。
いまの就職、進学最前線で、" これをしたいから " " こういう人になりたいから " という夢を抱いて進路を決めている若者が少なくなっていような気がする。なら、なにを決め手にこの会社に入りたいか、この大学に進みたいか、の理由に、鹿児島の高校生はいつも見ていたある会社の作業車の車内が「整頓されていたから」という理由で会社を選んだ。この着眼点が実におもしろかった。
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東京五輪が、日本の第二高度経済成長時代の波をつくる。 [おやじ感想文シリーズ]

2020年は東京五輪が開催される。五輪は世界のスポーツの祭典。毎回、それにかかる費用は莫大なものだが、20年の東京五輪の大会運営費は3千億円が想定されているらしい。それに競技場新設や整備にかかる費用、選手村、それに付随する施設等々の建設費用などすべて加えると想像をはるかに超える金額になる。

昨日、朝日新聞の朝刊に「東京五輪 はや 金 ラッシュ」という大見出しが躍っていた。さらに「国内最上位スポンサー10社に 目標額も達成」という見出しにもびっくりした。
記事の中に、興味深い内容のものがあった。「東京五輪・パラリンピックのスポンサー階層」というもの。それは4階層に分かれていた。頂点が国際オリンピック委員会と契約している「TOPスポンサー」。世界の名だたる企業ばかり12社。その中に、日本の企業が3社入っている。パナソニック、ブリジストン、そしてトヨタである。
その次の階層からは東京五輪の組織委員会との契約になる。まず1社150億円の目安の協賛金を出す「ゴールドパートナー」というスポンサー群。国内の1業種1社で有数企業10社が名を連ねている。

各企業が巨額な投資に対し、どれだけの見返りを期待しているのだろうか。記事によるとある企業は「IT関係の経済効果は1兆円。そのうちの20%を取りたい」と。一方、費用対効果だけが投資の決め手ではない、という意見もある。1964年の東京五輪の感動や、高度経済成長を肌で体感した世代が、いまの企業の経営判断を握っているので、投資の後押しにつながっているという。

東京五輪が、日本の第二高度経済成長時代の波を作りだすといっても過言ではないかもしれない。こんな話を聞いても我々にはピンとこないが、スポーツで感動を与えてくれるのはやはり選手であったり、その選手や運営をサポートする企業かもしれない。その世界最大のスポーツの祭典「五輪」というのは経済の流れまで変えてしまうほどの力を持っているということになる。

[4月11日付朝日新聞朝刊]より
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17番のヒーロー。<おやじ感想文シリーズ> [おやじ感想文シリーズ]

この春の高校野球は終わった。
大阪桐蔭には、この春は特に優勝してほしいと願っていたが叶わなかった。
その大阪桐蔭をコッパ微塵に切り捨てたのが、今春の甲子園を沸かせた福井の敦賀気比。
その立役者が、言うまでもないがピッチャーの平沼翔太選手。そしてもう一人、ヒーローがいた。「17番のヒーロー」、松本哲幣選手である。
17番の背番号からするとそれは外野の控え選手。その松本選手が高校野球界の新しい記録を作り、大きく優勝に貢献した。準決勝戦の大阪桐蔭戦で、2打席連続の満塁弾を放った。これが高校野球100年の歴史で、史上初となる大記録で後世に残るものとなった。
そして翌日の東海第四との決勝戦でも決勝打となるツーランオームランを打った。そして見事、敦賀気比に優勝をもたらした。
毎日練習が終わって、宿舎で素振り1000回~1200回するという。甲子園に臨む前の素振りで、いままでに感じたことのない " 打てるポイント " を見つけた、といっていた。17番の選手の絶え間のない努力が大きな大きな晴舞台で実を結んだ。
とくにスポーツの世界では努力を重ね大記録を達成する直前には、なにかが降りてくるという。そんな神がかりとしか思えないことが今回、松本選手にもあったのだろう。
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