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親子で楽しむ「乙女文楽と獅子舞」 【吉田光華新春公演―乙女文楽―】 [文化芸術]

もういくつ寝るとお正月 お正月には凧あげて独楽を回して遊びましょ・・・という歌を口ずさみ年末を過ごしていた昭和の記憶がよみがえる。子ども心にウキウキしたものである。歌詞どおりに元旦には凧をあげ独楽を回し、女子は羽根つきを楽しんだのをよく覚えている。そして神社へ初詣に行けば、獅子舞が賑やかに踊り子供たちの頭に噛みつき一年の無事を祈っていたものだ。至る所で見られた、昭和のお祭りの風物詩だった。

いまでは、その「獅子舞」を見る機会がほとんどなくなった。獅子の頭をかぶり唐草模様の胴幕を付けて舞い踊る姿は子供にとっては怖い存在だったが、祭りを盛り上げるには欠かせない出し物の一つであった。



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関西を中心に活躍されている乙女文楽の伝道師・吉田光華氏が、来年早々の6日に「親子で楽しむ乙女文楽と獅子舞」と題し新春公演を行う。正月の風物詩である、あの獅子舞が登場するのである。
吉田氏は、乙女文楽はもちろんだが、古くから伝承されている日本の伝統芸能などの文化をいま時代に継いでいく活動にも力を入れておられる。先日では「和菓子」とのコラボも注目を集めたのもまだ記憶に新しい。これからは各種さまざまなジャンルの文化をつくり上げ継承されているモノや人、そして匠の技術などとのコラボレーション公演を企画されているようだ。

今回は、民族芸能や暮らしの中で伝わる昔ながらの遊びや踊りを題材に公演されている内山大造氏と悟クン親子の「獅子舞」との共演である。悟クンは現在小学校一年生、幼少のころから民舞の稽古を始め、父親の大吾さんと「こきりこ踊り」を披露する予定とか。見ものである。

子どもさんやお孫さんと一緒に楽しめる公演になるはず。令和六年のお正月に参加者の一年の祈願をこめ乙女文楽の人形と獅子が舞う。


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リポート/ 渡邉雄二

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三教図をはじめ三酸図、三笑図の微笑ましい表情が魅力的 [文化芸術]

水墨画の人物で描かれている中に「三教図」という画がある。儒教、仏教、道教の三教の尊者が並んでいる画である。中国では、三教が根本において一致するという思想からこのような画が生まれ、一幅に儒教の孔子、仏教の釈尊、道教の老子の三人勢揃いで描かれている。前に孔子、その斜め右後ろに老子を描き、両者の間から顔だけをだす釈尊。

日本でも室町時代の水墨画に例が多い。その中でも建仁寺 両足院に所属(写真)されている伝如拙筆のものが著名。道釈画なので達磨さん風に描かれているのが、ちょっと微笑ましい。
また、三教図と同じように、三酸図(さんさんず)や三笑図(さんしょうず)という図がある。三酸図は、詩人である道教の黄庭堅(こうていけん)や儒教の蘇東坡(そとうば)が金山寺の仏印禅師をたずねたとき、桃花酸という酢をなめ、三人とも眉をひそめたという故事に基づいて描かれたもの。この画も三教の一致ということから老子、孔子、釈尊として描くこともある。釈尊ではなく達磨が描かれる場合もある。

三笑図は、三酸図と同じく中国の故事に基づいてつけられたものである。晋の慧遠(えおん)法師が廬山にいた時、訪ねてきた詩人で儒学者の陶淵明(とうえんめい)、道士の陸修静(りくしゅうせい)を送りながら話に夢中になり、日頃渡る虎渓を過ぎてしまい、虎の声に初めて気がつき三人で大笑いしたという故事から描かれた画である。
すべての図に共通して言えることは、人物がユニークに表現されている。墨の線で表現されるといっそう想像がふくらみ微笑ましく映るから不思議だ。


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三教図



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三酸図



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三笑図



リポート/ 渡邉雄二

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未来へ進化する「リーディング・ミュージアム」 【大阪〈藤田美術館〉シリーズ-Ⅰ-】 [文化芸術]

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各地の寺院の参拝めぐりが続いている。昨日訪れたところは、この写真からすると庭園も整えられ茶室もあり、何よりも歴史を感じさせる多宝塔が存在する。京都の寺院を想像させるが、実はこれ、大阪 都島にある「藤田美術館」。日本の伝統文化の雅趣を感じさせる雰囲気の中に近代的でモダンな美術館として生まれ変わった。

以前の美術館の概念を少し変えた未来へ進化する「リーディング・ミュージアム(先進美術館)」といわれる美術館である。周りの環境はもちろんだが、内部の環境としては絵画を楽しむ以外の機能やシステムが施されている。集まってくる人たちが創造できる空間をもつ美術館へと進化しているようだ。
それが、藤田美術館である。その姿を少しずつではあるが紹介していきたいと思っている。


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リポート&写真/ 渡邉雄二

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絵を通じて “生きる執念” を伝える 【画業60年の歩み<伊藤弘之>】 [文化芸術]

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85歳にして活動の領域を広げている方がいる。西宮市在住の洋画家・伊藤弘之先生。伊藤先生は独立美術協会会員で、天高く翔けるメリーゴーランドやカルーセル(回転木馬)をモチーフに、幻想的な空間を描く画家として知られている。
自宅をアトリエに精力的に制作活動しながら長年芸大で後進の指導にあたってこられた。また、自らが運営する西宮現代美術研究会で指導、絵画の楽しさや豊かな芸術文化の発展に貢献されてきた。

その長年の功績が認められ、最近では令和元年度の西宮市民文化賞を受賞された。それ以来、さらに画家としての領域がひろがり意欲的に活動を続けておられる。市民文化賞の受賞記念として、昨春、「カルーセルを主体とする、画業60年の歩み」と題して大作を含む90点が年代別に展示された展覧会が開催された。
また、昨年には世界遺産登録を目指す「鳴門の渦潮」の機運を高める、鳴門の渦潮に翔ける渾身のカルーセル3点(一枚は横2.59m、縦1.93m)が県民局(洲本総合庁舎内)に寄贈され話題を呼んだ。

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             西宮市民文化賞を受賞記念の展覧会

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          寄贈された鳴門の渦潮に翔ける渾身のカルーセル3点

今年に入り、いままでの活動の功績が称えられ「紺綬褒章」を受賞された。また、兵庫県の芸術文化の振興に寄与したということで知事より感謝状が贈られた。画業60年の長きにわたる活動は止まらない。これからも命が続く限り「カルーセル」を描き続けるという。絵に対する深い執念が伝わってくる。

今月末から西宮現代美術研究会展が8月30日から9月4日まで西宮市立北口ギャラリー第3展示室で行われる。そのあと私の視点シリーズが続く。研究会展と同じく西宮市立北口ギャラリー第3展示室で「私の視点5」が9月13日から18日まで開催される。

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リポート&写真/ 渡邉雄二

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伊藤弘之氏の「渦潮」、世界自然遺産登録に向け一役を果たす [文化芸術]

いまホットな場所として注目されている淡路島。関西からはもちろんだが、関東からの移住者が増えている。それは、言わずと知れた自然の宝庫だからである。海、山、そして青い空が身近な存在として生活に息づいている。そんなアイランドに夢を求めてやってくる。

新しい風が吹き始めている淡路島に、さらに追風になる兵庫・徳島の共有の自然財産である「渦潮」が世界自然遺産の登録に向け動いている。兵庫県としても夢のアイランド構想がより促進される。

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そんな中で、身近で嬉しいトピックを耳にした。
ご近所さんで、令和一年度の西宮市民文化賞を受賞された画家、伊藤弘之さんの絵画3点(写真)が、新築された兵庫県洲本総合庁舎(淡路県民局)ビルに寄贈されることになった。県としても世界自然遺産登録への促進剤につなげたい狙いがあるようだ。この絵画「渦潮」が南あわじ地域のシンボルになっていくはずである。
そして、世界に類をみない渦潮が世界自然遺産に認定されることを心より願っている。

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今週、桜の競演 ! 「伊藤弘之展」が西宮市民ギャラリーで [文化芸術]

毎年、1,700本の桜の晴舞台を見せてくれるのが、
約3キロに及ぶ、ご存じ西宮・夙川沿い。
その中でも、夙川オアシスロードの桜トンネルは圧巻。
今週末にはほぼ満開の “サクラロード” が堪能できるはずです。

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それに併せたかのように、オアシスロード沿いにある市民ギャラリーで、
令和1年度の西宮市民文化賞の受賞記念として、
西宮市在住の画家 伊藤弘之先生の画業60年の歩み「伊藤弘之展」が
3月23日から28日まで開催されます。

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広がる桜模様のなか、西宮市第二庁舎完成記念として寄贈が決まっている
「北畠の桜」や桜の下で回る幻想的な回転木馬やメリーゴーランドなど
大型作品90点が一堂に展示されます。

オアシスロードの桜とあわせ、桜の競演をぜひお楽しみください。

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時間とチャンスを活かし、美への創造。 [文化芸術]

今朝は曇天。雨が降ったり止んだりでここ数日お日様は雲隠れ。朝からずっと13℃が続き午後から天気回復し青空が顔を出している。春の兆しが日々増している。

昨日は、今日の振替で出勤し京都の大手ジュエリ製造販売会社さんの学生向け会社説明会を開催。
ジュエリデザインやクラフト加工などの職種の詳しい説明を聞かせてもらった。
私が若ければチャレンジしたくなるような内容だった。女子学生は映像を含む説明に、こんな仕事ができたら、と積極的に企業の担当者にアプローチしていた。
美しいものを創造するのは極めて難しい。技術能力を高める以上に自身の、人にない感性を身につけることが肝心である。
若い人たちにはその時間とチャンスはいっぱいある。意義ある時間を過ごしてほしいと心から願う。

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写真は、株式会社俄(にわか)のHPから転載
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伊藤弘之先生の傘寿展。 [文化芸術]

伊藤弘之先生の傘寿展を観に行ってきた。
神戸市灘区の原田の森ギャラリーに、回転木馬をモチーフに不思議な世界観を表現された200号ほどの絵画45点が広大なスペースを駆け巡っていた。
会場に入ると、木馬に乗って異次元の世界を旅する気分になっていく。深い海の中に、大空に、そして仮面舞踏の世界へも誘ってくれる。

京都美大で須田国太郎氏などに師事され、以来、半世紀以上にわたり「木馬」に自身を重ね、数々の世界を魅せてこられた。
そしてこれからも、木馬と一心同体に新しい世界を表現されていくのだろう。
展覧会は明日日曜日まで。

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せいぞうワールドが展開される。 [文化芸術]

阪急電車を通勤に使っている。
今朝、いつも乗る一番後ろの車両にわたせせいぞうさんのイラストが車両外面に貼られていた。車内では中吊り広告、両サイド広告スペースもわたせせいぞうワールドが展開されていた。
最近よく見かける。阪急電車を媒体に「神戸」を紹介している。イラストは、神戸の街々で若いカップルの恋の芽生えをストリーにし描写されている。
読んでみると、なぜかウキウキしてくる。爽やかな風を感じる。不思議である。

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縫製技術の再生を図る。 [文化芸術]

「使い捨ての消耗品ばかり作られる世の中で、失われていく日本の大切なものを守りたい。そうした経営哲学の元に、縫製業再生に取り組んでいます。」
というコンセプトでいま話題になっている会社がある。株式会社ステイト・オブ・マインドという会社。この会社は、縫製マッチングプラットフォーム「nutte(ヌッテ)」という名称で事業展開を始めている。

このシステムは、簡単に言えば、縫って欲しい人と、確かな技術を持つ縫製技術者を結びつけるサービス。思い出のある洋服のリメイク、お気に入りの洋服の再現 
そして、アパレルやネットショップのオリジナル商品の製作まで 
確かな腕をもつ職人に依頼できるシステムである。

残念ながら、いまの日本で確かな腕を持つパタン技術者や縫製技術者が少なくなっている。服は作るものではなく買うものである、といわれ久しい。しかしながら、徐々に時代の風向きが変り始めている。昨今、服が自分でも作れたら、という女子の声が聞こえてくる。
自分で考え作ったモノへの愛着は、作った者しか分からない。
日本のモノづくり復興の裾野が広がりつつある。

写真は、専門学校神戸カレッジ・オブ・ファッションの学生
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