闇からの脱出。 [教育]
心の成長が伴わなかったら。[発達障害] [教育]
発達障害とは? [教育]
将来の安心を担保に。[発達障害] [教育]
【教育現場】シリーズ4-1
60、70年代には、子供たちが患う病気に起立性調整障害とか発達障害等という病名はなかったように思う。いまは、そういう障害をもつ子供たちが増えているという。家庭環境や家族体系が変化したことが大きな要因のようだ。
前月まで在籍していた専門学校に、中学を卒業し入学してくる生徒の半数くらいは一般の高校に行きたくない、通えないという。そういう子供たちの受け入れ先として高等専修学校や通信制高校、単位制高校、サポート校、フリースクールなどがある。そのうち約7割が高校卒業資格を取得できる学校として国や自治体から認可を受けている。
それらの学校は、一般の高校と比べて規則、校則が比較的に緩いのが現状である。学校を欠席したからといって最低限の単位を取れば卒業できる。また、イーラーニングといって週一度、月に一度学校に行き、通常は家で与えられたレポートを仕上げれば、といった通信制高校も多い。
生徒数の多い学校は行きたくないが、自分のペースで通える学校なら行けそう。そしてその学校が高校の卒業資格が取得できるのであれば、そういう子供たちや保護者は将来の大きな安心担保になる。
不登校生の深い闇! [教育]
【教育現場】シリーズ-3
起立性調節障害。
この病気名を聞いたことのある人は、そう多くはいないだろう。小中高生の年齢で発症しやすい病気といわれている。自律神経系のアンバランスによって、しばしば思春期に発症する自律神経失調症の一種のようだ。
症状としては、朝どうしても起きれない。午前中、体がだるい。立ち眩みがする。吐き気がする。食欲がない。といったようなことになるらしい。
考えてみると神戸カレッジ・オブ・ファッションの高等部に通っていた生徒にもそういう症状が見受けられた。
私ぐらいの世代の人たちはそういう病気の認識が極めて低い。私世代の幼少期、少年期時代に、朝が起きれない!という人がいれば、即座にどやされ、こんな言葉が発せられた。
「夜更かししてるからだろう!」
「何怠けたこと言ってるのだ!」と。
一部の生徒をみて、こんなどやし発言をしたくなるが、いまはほぼ禁句である。理解不足となってしまう。生徒にとってみれば、もしこんな怒鳴りを聞かされたものなら、二度と怒鳴った人とは口をきかなくなるだろう。
生徒すれば、そんな人にいくら説明をしても絶対に理解してもらえない、と心を閉ざしてしまうのが目に見えている。
では、なぜ?そんな症状が出てしまうのだろうか。医学的にはさまざまな成因があるようだが、分かりやすい成因の中には、水分の摂取不足、心理的ストレス、例えば、学校でのストレスや家庭でのストレスが影響するようだ。またよく耳にする低血圧による成因もあげられるらしい。日常の活動量が少なくなると筋力の衰えや自律神経機能が悪くなり下半身へ過剰な血液が移動し、脳への血流が低下してそのような症状が出てくるらしい。
資料によると、10歳から16歳に多く、日本の小学生の5%、中学生の約10%にみられ男女比は 1:1.5~2 と報告されている。日々のリズムが5時間程度うしろにズレている事が原因で午前中に交感神経活動が活性化しない。その一方で、夜間に交感神経が活発化するため寝付きが悪くなる。つまり『朝寝坊』になりやすい。また、鼻周辺の気道のアレルギーを併発する割合が高いとする報告がある。
仮にこんな知識があったとしても、我が子や生徒の日々の生活態度をみると大人はついついイライラしがち。小言を言いたくなる。私もそんな大人で長く過ごしてきた。
が、在職していた学校で今までにない多くことを学ばせていただいた。
時代で変わる高等専修学校の姿 [教育]
[教育現場シリーズ-2]
高等学校卒業後の進路の一つに将来、技術職を目指すための専門学校がある。専門学校は専修学校の一つで正式には専門課程という。その他に高等課程と一般課程がある。
先月末をもって退職した専門学校神戸カレッジ・オブ・ファッション(略称/KCF)には、専門課程と高等課程の二つが設置されている。
高等課程というのがKCFの高等部になり、中学校卒業後の進路の一つになっている。しかし、このような高等専修学校は全国で400校ほどで、そのうち6割程度が3年間で高校卒業資格が取得でき、一般の高等学校と同じ処遇になる。
10年くらい前までは、中学校の時から素行に問題がある、いわゆる"ヤンチャ"とレッテルを貼られた子たちが入学してくる学校だった。その時代は知らないのだが、その当時通っていた卒業生が今も子供を連れよく訪ねてくる。学校への思い入れが強いというわけではないようだが、私がいた間でも頻繁に当時の仲間と連れだってよく来ていた。
その当時の担任の先生に、結婚したよ、子どもができたよ、と報告にくるのだ。
その先生は、当時から生徒の父親、母親の役割をしておられる。いまの子どもたちに対してでもそうである。
それが時代の流れなのか、生徒の質が180度違う。半数近くが小学校、中学校時代から不登校気味の子どもたちである。
次回は、「〈不登校生〉の現状」
「チーム港島」がスタート。 [教育]
神戸・ポートアイランドにある神戸市立港島小学校と港島中学校が合わさって9年制一貫校となった。その始業式が8日行われた。それを各紙が伝えていた。
新聞によると、兵庫県内初の" 義務教育学校 "として小中学校9年間の義務教育を一貫として行う、ということらしい。小学校6年間を前期、中学校3年間を後期課程と呼ぶ。
始業式では私服姿の前期課程、制服姿の後期課程の子どもたちが一堂に集まった。(写真)
記事内容は、4月8日付神戸新聞夕刊を参照及び転載。