裏奈良遷都物語。 [文化想造塾]
黒米カレー選手権という聞きなれないイベントに顔出した。
奈良県庁前の廊下で、奈良のカレー専門店10数店舗が出店し、おいしさを競い合っていた。
ご飯が、特徴のある「黒米」。黒米に各店のカレーをかけて参加者が食べる。使ったスプーンを美味しかった店のボックスに入れ、スプーンの数で今年度のチャンピオンを決める、というイベント。
優勝したカレー店は"今年度のチャンピオン"、という称号を手にPRしていく。商売に役に立つらしい。私も数店舗のカレーの具を食べた。好みもあるだろうが、すべて美味しい。
出店の中で異色を放っていたのが、奈良女子大の現代プロジェクトの農ガールズの学生さんたち。彼女たちは大和野菜の生産のお手伝いをし、販売も手掛けているチーム。その大和野菜を具にしたカレーが、素人ながら旨く出来ていた。
奈良と言えば、必ずといって神社仏閣に仏像、そして鹿が登場する。遷都1300年、平城京をひも解いていくといろんなものが見えてくる。奈良が日本酒の発祥の地、ということを知っている人は少ない。もっと知られていないのがカレー。カレーが初めて食されたのも奈良、ということらしい。
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