竹本大亀氏が、名前一文字で「愛と平和」を祈願。 [書アーティスト育成塾]
事前にパーティ当日のパフォーマンスの内容は聞いていた。参加される100名の方たちの名前の一文字を古代文字で描くという。どんなものになるのだろう、と興味津々に心躍らせて伺った。
会場になった京都・三条の旅館の広間に180幅ロール紙の一番上に「愛と平和」を古代文字で表現。その下から朱の墨で一人ひとりの名前を五十音順に名前を呼びならが一気に書き上げていく。時折、その名前の方とのエピソードも交えて笑いに。
古代文字で綴られる名前一文字が愛と平和への祈りの炎のように見えてくる。
竹本大亀氏の書業35年の節目に書を通して語りかけたかったものが見えてきた。
女 3文字で魅せる「象形芸術」。 [書アーティスト育成塾]
2回目の育成塾のテーマは「姦しい」。
女3人よれば、なんとやら!! という言葉を昔はよく巷で聞いたものである。80年代、大好きな漫才師の一組「かしまし娘」さんがその代表みたいな存在だった。
いまは消えつつある言葉のような気がするが、いつの時代でも女性の言動は社会に影響を与える。それが社会現象を生みだすことも多い。
その「姦しい」という女3文字を古代象形文字として独創的に表現。想いもしなかった、いろんな表情が見える。
大亀先生が目指す「象形芸術」の一端がうかがえた。
写真上/塾生の辻さんが書いた「姦しい」。
中/女 3文字の象形絵文字
下/大亀先生の指導スナップ
目指すは、人それぞれの『喜び」。 [書アーティスト育成塾]
先週末、第2回目の育成塾の説明会を行った。
5人の方たちが参加された。
大学生の女性の方から50代の男性まで、関心のある方たちばかり。
中に初心者の方もおられたが、大亀先生のお話にメモを取りながら受講されていた。確かに先生のお話は「喜噺」と「漢字文化講」がふんだんに出てくる。聴いてて勉強になるのは間違いない。
育成塾は、ただ文字をきれいに書くのではなく、文字(漢字)をアートとして描く塾としての役割を持つところである。それも古代象形文字を描き表現しようという塾である。
だからおもしろい。現在の漢字をずーっとさかのぼっていくと象形文字にたどりつく。なぜこのような形になったが自ずと見えてくる。意味が理解できてくる。
そうすると書を通して、何かを表現したくなるし、今の時代に発信するテーマが確実に生まれてくるような気がする。
そんな喜びがもてる育成塾を目指している。
5月からの育成塾のスケジュール
■5月12日(土)
■5月25日(金)
*両日共に午後6時~10時の2時間くらい
*会場は大阪・中津(阪急電車中津駅徒歩3分)
*詳しくはメッセージに詳細希望とお書きくください。
写真は先月の大亀先生が主催された練成会時の写真。
写真の文字は「女」。