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日常で見られない光景が随所に 【相国寺/京さんぽシリーズⅣ】 [京さんぽ]

大きな寺院に行くと、日常では見ることのないちょっとした光景が随所で見られる。
個人的な趣向の観点からではあるが、ここ相国寺も貴重な文化財もさることながら、お堂などの構造物、屋根の形状や瓦、そして池や水草、樹木などにも目が奪われる。
また、神仏習合の名残りがあることも含め楽しませてもらう。

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長い庇のある神社拝殿

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反り上がる屋根

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鳥居と鐘楼のコンビネーション

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庫裡の屋根から見守る鬼瓦

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法堂に覆いかぶさる樹木

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空に舞うドローン(屋根の点検)

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その他

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「碧巌録提唱」の看板がある大通院 【京さんぽシリーズⅢ】 [京さんぽ]

京都 相国寺の塔頭の一つに「大通院」という寺院がある。
その門柱に読めない漢字の木板看板が掛けられている。
片方の柱の看板には本派専門道場と書かれ、禅寺特有の修行道場だろうと想像はつく。
一方の柱の漢字は難解すぎて読み取れない。

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たまたま通りかかったお坊さんに尋ねてみた。
「碧巌録提唱(へきがんろくていしょう)」ということだった。
調べてみると、碧巌録とは中国の仏教書であり、
禅宗の言行や説法などが筆録された文献とあった。

大通院は、これらを専門に学ぶ道場ということになる。
だから門に相見謝絶という看板も目立つように掛けられていた。

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鳴き龍、八方睨み龍の異名をもつ天井画。時空を超えた仏殿【京さんぽシリーズⅡ】 [京さんぽ]

相国寺は臨済宗五山の中でも文化芸術の領域に昔から深い関心を示した寺院で有名である。書や画にたけた僧侶を育てる環境があったようだ。
とくに江戸時代には、狩野派の絵師をはじめ、伊藤若冲や円山応挙、池大雅などの天才絵師といわれた面々との交流が盛んに行われ、その傑作を多く残している。

京遊歩相国寺4.jpg

法堂の天井画もその一つ。
法堂の須弥壇には運慶作の釈迦如来像と両脇侍の釈迦三尊像が安置され、仏殿を兼ねている。その天井の画は狩野光信が描いた播龍図。手を叩くと龍が鳴き声をあげたかのような音が反響することから「鳴き龍」と呼ばれ、また、堂内のどの位置から龍を観上げても目が合うという「八方睨み龍」という異名をもっている。
時空を超えたかのような不思議な空間である。臨済宗総本山ならではの荘厳な趣きを感じさせる。

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白い仔犬と白い象の、微笑に魅せられ 【京さんぽシリーズⅠ】 [京さんぽ]

相国寺 開山堂は春の特別拝観で公開されていた。
入口からお堂に入ったところの
隅っこの杉戸に白い仔犬が描かれていた。
円山応挙筆とあった。
白い毛でなんとも言えない可愛らしさ、
いまにも扉から抜け出してくるかのような絵である。

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また、方丈の廊下の杉戸には
原在中の白象が優しく微笑んでいる。

京遊歩相国寺1.jpg

ともに江戸時代に活躍した絵師で、
大典禅師のお気に入りの絵師として相国寺と深くかかわった。
相国寺には、伊藤若冲はもちろん二人の絵も多く所蔵されている。

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