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魅力満載の 京博の「雪舟伝説」 [美術展]

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昨日、「雪舟伝説」を観に京都国立博物館へ行ってきた。
過去、何かの折に国宝の雪舟作品は観たことがあり衝撃を受けたことがある。その中でも、仏画を楽しむものとして「慧可断臂図」は目に焼き付いている作品である。

今回の京都国立博物館の「雪舟伝説」の展覧会では、雪舟が日本の美術史上に大きな影響を与えたことの功績を伝える特別展になっていた。まさに「雪舟伝説―『画聖(カリスマ)』の誕生―」と名打ってのものだった。

第1章から第7章までにわけられ、第1章「雪舟精髄」と題し国宝6点と重文3点が掛けられ、そして第2章が雪舟真筆や伝雪舟筆など9点が掛けられてあった。第3章からは、雪舟に倣い影響を受けた、安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した絵師たちが、雪舟の絵を模倣し、雪舟の絵を写し技量を高めたという作品約70点が並んでいた。

その中でも、大好きな長谷川等伯の屏風絵「竹林七賢図屏風」は、雪舟が得意とする太く直線的な筆線でかたどった人物など雪舟の影響だといわれている。雪舟の「山水図」の他に、長谷川等伯や雲谷等益などが模倣した「山水図」も展示されていた。
その他にも狩野探幽や山雪、安信や常信など狩野派の多くの絵師の、雪舟に影響されたという作品が数多く並んでいた。

最後の第7章では、伊藤若冲の「普賢菩薩」、そして山口雪渓の「三十三観音図」や強烈な迫力を示していた「十六羅漢」など仏画、道釈画などの作品がめじろ押しだった。改めて、この企画ができたのは国立博物館のなせる業としか言いようがない、素晴らしい「雪舟伝説」であった。



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リポート&写真/ 渡邉雄二

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