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涅槃図の絵解きと寄席が新しい風を  [佛日寺寄席]

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「佛日寺寄席」は昨年5月に行われた第一回目続き、二回目が来月の2月12日(日)に開催される。昨年は、隠元禅師350年大遠忌を記念しての落語会だった。そして今年は、来月のお釈迦様の入滅の涅槃会にあわせ行われる。

佛日寺は大阪府池田市にある黄檗宗の寺院であり江戸時代の摂津国の領有であった麻田藩の菩提寺である。落語ファンの間では、この池田市が “落語の聖地” と称され、市をあげて落語を盛り上げている。
毎年、「社会人落語日本一決定戦」がここ池田で開催され、アマチュア落語日本一を決める熱い戦いが行われている。その落語のまちでアマチュア落語家さんによる落語がお釈迦様の前で披ろうされる。

落語の前に、佛日寺和尚による涅槃図の「絵解き」が行われる。横たわるお釈迦様の周りに多くの人や動物が集まり悲しみに打ちひしがれている姿が描かれている。
お釈迦様と、その周りの人や動物との関係性などを紐解いていく。非常に興味深い内容のものである。
そのあと、落語家さん二人が登壇。今回は男性ばかりで、池田市消防本部の元消防長の池田家夢彦さんと中学校の校長先生である喜怒家哀楽さんの落語2席が行われる。夢彦さんは過去に社会人落語日本一決定戦でファイナリストに、そして哀楽さんは第10回の日本一決定戦で日本一になった名実ともに実力の持ち主である。二人とも小学生の頃に落語を聴き、一人芝居のおもしろさにどっぷりハマり、仕事以外でも落語で人生を謳歌されている。哀楽さんは、学校で子供たちには校長先生と呼ばれるよりも “師匠” と呼ばれる方が多く、子供たちとの垣根が超えて教育現場を切り盛りされている。

落語のまちと寺院、社会人落語の三位一体で織りなすアットホームな落語会が地元の人たちや落語ファンに親しまれ盛り上げられる。小さなコミュニティーから地域の活性化につながる一歩として新しい風が吹いてくるような気がする。


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リポート/ 渡邉雄二 落語家さん写真/ 落語家さんより提供 

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