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「ひとつぶのマスカット」が郷愁を誘う。 [文化想造塾<菓子>]

昨夜は煎茶の稽古があった。
話のテーマが「翡翠」。
この漢字は、鳥なら”カワセミ”と読み、石なら”ヒスイ”である。
翡翠色といえば、薄緑。微妙な色で透明感をイメージさせる。

冷水で煎茶を6煎まで淹れ、味の変化を楽しませていただいた。その合間に茶菓子が回ってきた。
煎茶席ではあまり添えられる菓子ではなさそうだが、翡翠の色をした「ひとつぶのマスカット」という名のものだった。
翡翠の話にぴったりの色合いの茶菓子。マスカットの皮だけ凍らせた夏らしい添え物が、冷水の煎茶にマッチしていた。

この「ひとつぶ のマスカット」の製造所は広島県三原市との先生の一言に驚いた。実は私の生まれ故郷である。小さな田舎町で作られているこの菓子を賞味し、少し嬉しく思えた。

マスカット.jpg
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これぞ讃岐の逸品。 [文化想造塾<菓子>]

讃岐と言えば「うどん」であるが、その昔より塩、砂糖、木綿が特産で、「讃岐三白」と呼ばれ名を馳せている。その砂糖と塩を使って昔ながらの製法で作られているのが讃岐和三盆。香川県内の限られたエリアで作られているサトウキビを原料に、瀬戸内の塩を混ぜ木型に入れて圧搾、糖蜜を抜いたのが讃岐和三盆打菓子である。
若い人には馴染みが薄いかも知れないが、日本の打菓子を代表する逸品である。

和三盆.JPG

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