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法楽寺の塔を背に「梅に鶯」を想像させる一枚 [花と寺院]

法楽寺の風景を彩る「梅」。昨日、仏画曼荼羅アート教室の前後に雨露にぬれる梅を観賞した。三重塔を背に咲くピンクの花弁が心なしか寂しそうに見えた。この枝に鶯がとまっていれば、まさに杜牧の名作「江南の春」である。鶯の鳴き声が聞こえてきそうな法楽寺風景だった。

千里鶯啼いて 緑紅に映ず
水村山郭 酒旗の風
南朝 四百八十寺
多少の楼台 煙雨の中

日本の歌や絵画における伝統的な絵になる取り合わせの代表的なもののひとつが「梅に鶯」だろう。花札にも梅に鶯の絵がある、確かに。
教室の始まる前に写した写真が、「梅に鶯」を想像させる “写中に詩あり” の一枚となった。




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法楽寺三重塔をバックに映える梅の姿




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墨で描かれた「梅に鶯」




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お二人の作品、紙に仏画描き、般若心経を書きつくした仏画曼荼羅アート





リポート&写真/ 渡邉雄二

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百花王の牡丹は、花仏!? [花と寺院]

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「ボタン(牡丹)」という和名は、中国の花名「牡丹(ボウタン)」をほぼそのまま使用している。中国語読みの「牡(ボウ)」を日本語読みにしたものである。

牡丹は、絹のような花びらが幾重にも重なる優雅でふくよかな花姿が特徴で、中国では「花王」「花神」「富貴花」とも称されている。日本でも「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」などと呼ばれ、花の中でもこれほど多くの別称をもつ花も珍しいのでないだろうか。

桜が終わるころに色とりどりの大輪の花が咲き始める。牡丹と言えば美人の比喩に使われるほど彩り豊かで、花王の風格を感じさせる花である。その牡丹がモノトーンのイメージをもつ寺院などでよく見かけ、その取り合わせがなんとも絶妙な感がある。仏心に出会える寺院にこそ、この時季の風景には「牡丹」が花仏としてなくてはならないものかもしれない。

先日紹介した佛日寺の路地や建仁寺の法堂の周りには多種多様の牡丹が植えられている。法堂の窓や白壁を背景にした大輪が見事に映える。本尊である釈迦如来立像や天井画の双龍図がある法堂を百花の王が見守っているかのようだ。


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リポート&写真/ 渡邉雄二

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