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前祭りのクライマックス「山鉾巡行」 [祇園祭]

猛暑にもかかわらず気力を振り絞って行ってきた〜
疲れ果て、電車でぐっすり。


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リポート&写真/ 渡邉雄二

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懸装品や錺金具に数々の生き物が飾られている 【祇園祭】 [祇園祭]

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     大船鉾の軸先に飾られる竜頭が大丸京都店のウインドーにディスプレー


祇園祭の前祭の山鉾巡行が17日に行われ、後祭に引き継がれた。その後祭の山鉾建てが18日から行われ、本日21日から23日までが宵山。そして24日はクライマックスの山鉾巡行。11基が御池通から河原町通を南下し四条通を巡行し、また、傘鉾や馬長稚児、児武者などは四条通を巡行し八坂神社へ。
24日は還幸祭として3基の神輿が四条御旅所を出発し八坂神社に還幸し、神霊を本社に戻す。そして31日に八坂神社で疫神社夏越祭が行われ、鳥居に大茅輪を設け、参拝者は茅輪をくぐり、厄を祓い護符を授かる。この夏越祭を最後に1カ月の行事が終了し祇園祭の幕が下ろされる。

三年ぶりの山鉾巡行ということで、大丸京都店では、京都新聞の協力のもと、祇園祭をより
知っていただこうと懸装品や錺金具などに施された動物をパネル展示で紹介。その写真(パネルを複写)を紹介する。
動く美術館と称される山鉾を飾る「懸装品」は祇園祭の見どころひとつである。京都の絵師が下絵を手掛けた懸装品や、海外から伝来した織物など数多くの装飾品を飾り、それぞれの山鉾が競うかのように飾りたてる。

その中には、たくさんの生き物が存在し、その数130種類以上といわれている。めでたさを象徴する鳳凰や龍といった空想上の珍獣たちが飾られている。それらは山鉾ならではの豪華絢爛の装飾に一役を担っている。それを楽しむのも祇園祭である。


大丸京都店に展示されていたものを改めて紹介する。
■ 蝙蝠 木賊山
木賊山の欄縁金具には黒漆仕上げの蝙蝠。金の雲の中を舞い幸福を呼ぶ縁起物とされている
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■ 鶴 放下鉾
屋根の下の欄縁金具には鶴が飾られ、めでたい縁起物として飾られている
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■ 蟷螂 蟷螂山
からくり仕掛けの蟷螂は愛嬌たっぷりに飾られている
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■ 虎 保昌山
円山応挙の下絵で虎が2匹刺繍されている
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■ 飛龍 太子山
飛龍の錺金具は迫力がある
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■ 鶏 函谷鉾
関所・函谷関で斉の君子孟嘗君が家来に鶏の鳴声をさせ開門させ難を逃れた故事にまつわり鶏を刺繍に。
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■ 兎 月鉾
屋根の下の欄縁金具には神聖なものの象徴として兎が飾られている
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■ 鷹 鷹山
200年近くぶりに巡行復帰。懸装品は新調し鉾の名前にちなんで鷹が刺繍された
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■ 鳳凰 長刀鉾
鳳凰は空想上の生き物で縁起物として数多く使用されている
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■ 麒麟 山伏山
鳳凰と同様に、空想上の生き物として多く刺繍に使用されている
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リポート&写真/ 渡邉雄二 写真/ 大丸京都店で展示されてあるパネル展示を撮影  資料/ 京都新聞祇園祭特集 

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若冲の旭日鳳凰図をもとに製作された「長刀鉾」見送りが初お目見え [祇園祭]

明日17日が3年ぶりに行われる祇園祭の前祭のメインイベントである山鉾巡行。その山鉾の先頭を立つのが「長刀鉾」。午前9時に四条烏丸を出発。最初の見どころは四条通と麩屋町の交差点に張られたしめ縄を稚児が切る「しめ縄切り」。
そのあと四条通を東へ進み、四条河原町の交差点で第二の見どころが山鉾の迫力のある豪快なターンである。そして河原町通を北へ進み、再び御池の交差点でターンをする。この場面が山鉾巡行の最大のクライマックスで多くの人の目が釘付けになる。


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伊藤若冲の「旭日鳳凰図」の原図をもとに製作された見送り


このたび、巡行の先頭を行く長刀鉾の背面の飾りものである見送りが新調され、今回の山鉾の最大の見どころの一つになっている。この懸装品が、2016年に長刀鉾保存会設立五十周年を迎え、またその年が同時に、江戸時代の絵師、伊藤若冲誕生三百年にあたり、伊藤若冲の「旭日鳳凰図(宮内庁三の丸正蔵館蔵)」の原図をもとに見送りが製作されることになった。

縦約3.5メートル、横約1.8メートルのつづれ織りで、朝日が昇る中、雌雄の鳳凰が力強く羽ばたくさまが絹糸や金糸を使って描かれている。美術工芸織物を手がける川島織物セルコンが約3年かけて製作し、若冲の筆遣いや微妙な色彩を再現した。
その見送りが巡行の際にお披露目される。筆者が取材した日はまだ懸けられてなく、明日の本番に控えている。

奇想の画家として人気が高い伊藤若冲(1716-1800)は京都、錦市場の青物問屋『升源』の長男として生まれたが、商売には興味がなく絵を描くために家督を弟に譲り、早々と隠居を決め絵に専念。しかし隠居後も町政に関わりをもち、錦高倉市場の開発には尽力したようである。
京の町衆の祭である祇園祭、若冲は京の町衆の画家である。意外なことに今回初めて相互に接点をもった。若冲の絵が山鉾に使われたのは長刀鉾が初めて、この組み合わせが今年の祇園祭で実現した。
 
この記念すべき見送は、絵が決まってから織下絵の制作、配色、試作などを経て、完成までに3年間かかった。細かな図柄部分はベテランの織手が二人がかりで一か月に8cmほど。使用した色数は800色以上。裏目を上にして織るため、小さな鏡で図柄の織り上がりを確認しながらの作業。日本文化を後世に伝え継ぐ技術の緻密さには驚かされる。
気高い鳳凰の姿は長刀鉾の宝として、未来に言い伝えられることであろう。


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若冲の見送り以外の懸装品は室町~江戸時代に当時の町衆がペルシャや中国などから輸入した逸品織物を使用

リポート&写真/ 渡邉雄二 最初の写真は、長刀鉾保存会HPのものを転載。文章の一部は保存会HPやウィキペディアを参照

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