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佛像を通して、想像する千年の時空。シリーズⅠ<文化想造塾/仏像彫刻> [文化想造塾<仏像/勢山>]

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文化想造塾では、9月25日の日曜日、滋賀・比良山系の釈迦岳の麓にある勢山社近江舞子工房で、大仏師 渡邊勢山師プロデュースの"時空の旅「御佛(地蔵)を彫る」"を開講。

3年前、奈良の當麻寺で「仏画講座」を開講! と書かれていた情報誌を見て興味をもち参加したのが、仏像に関心をもつきっかけとなった。そのとき仏画を指導しておられたのが、大仏師の渡邊勢山師だった。

仏画講座が終わったあと、ご縁があり話をする機会に恵まれた。小生の興味の塊が解き放たれるかのような突込みが、勢山師のお喋り好きに火がつけた。その中で、刻みこまれた言葉がある。

「今までの千年を振り返り、これからの千年を考えてー」という言葉。その言葉は、仏師の深い言霊に聞こえた。そのとき勢山師は、當麻寺中之坊の重要文化財の仏像の修復を兼ねての来山であったためか話題が広がった。

千年前に顕造された仏像を修復し、これからさらに千年の世を見届ける佛様を復元する役割をもつ仏師の言葉が、いまも小生の心に響き続けている。過去から未来への橋渡しをしている仏師は、その時空を佛像を通して考えている。

2千年の時空は、想像しようにも想像できるわけでもない。時を経て、時代とともに生き続けてきたものに触れたり、そして見たりすることで、ほんの少し歴史をかいま見る程度である。さらに未来が想像できるわけでもないが、我われは子孫に継いで、よき未来を期待するしかない。もし、生まれ変われるものなら、そのときを楽しみにしている。

冒頭に佛像を彫るとあるが、彫ったこともない我々が佛像(佛様)を彫る、というのはあまりにもおこがましい気がしてならない。小さな木片から、それぞれの佛様を見つけ出す作業をさせていただく体験・見学会なのである。

■関心のある方は、http://nagomian.blog.so-net.ne.jp/2011-08-06
リンクしてみてください。

■お問い合わせ/TEL 090-3658-7804 ipc@wa2.so-net.ne.jp

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