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瀬戸内海に浮かぶ生口島にある平山郁夫美術館で、18日より「アフガニスタンの未来仏『青の弥勒展』」。初日、特別対談もお楽しみ! [尾道・文化紀行]

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          平山郁夫美術館 (尾道市瀬戸田町)


平山郁夫美術館は1977年に完成し、それ以来、多くのファンが訪れている。平山郁夫の、画業60年の作品が所蔵されている美術館である。平山郁夫という画家は、日本国内はもとより海外にも多くのファンをもつ画家のひとり。我われに、平山郁夫という日本画家の存在を知るキッカケになった作品が「シルクロードコレクション」ではないだろうか。その平山郁夫は数々の作品を世にだし日本画家として功績を残した。その功績に伴い、東京芸術大学学長や文化財保護振興財団理事長、日本美術院理事長などなどを歴任し、また文化功労者として顕彰され、のちに文化勲章を受章。昭和から平成の日本の美術界の向上に大きく貢献した画家である。

その平山郁夫の美術館があるのが、東京・京都などの文化都市にと思いがちだが、瀬戸内海に浮かぶ小さな島「生口島」。尾道市瀬戸田町で「しまなみ海道」の中継地点である生口島という、平山郁夫の出身地。その出身地を「しまなみ海道五十三次」というタイトルで、生まれ故郷瀬戸田町を含む島々の風景も平山作品の傑作として残されている。

その平山郁夫美術館では、開館25周年を記念して「アフガニスタンの未来仏『青の弥勒展』」が9月18日~11月27日まで開催される。シルクロードの一大交易路であるアフガニスタンのバーミアンにある石窟には、古代より聖なる石と伝えられてきたラピスラズリを砕いた青の絵の具で彩色した天井壁画がある。そこに未来を象徴する仏像「弥勒菩薩像」が描かれている。それが『青の弥勒』と呼ばれている仏様である。
感動を創造する芸術と科学技術らよる共感覚イノベーションを推進する東京藝術大学COI拠点では、この青の弥勒をスーパークローン文化財の技術をもって原寸大に復元したことで、より鮮明に古代石仏が蘇った。その青の弥勒を中心に、平山コレクションとともに仏教伝来の壮大な道を紹介する展覧会である。


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今回、東京から尾道に移住した知人の企画で、この展覧会の初日に「破壊される文化財・分断と文化交流」と題し、写真家・菱田雄介氏と元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏の特別対談が14時~第3展示室で開催される。三連休なので尾道から車で、また自転車でしまなみ海道の仲秋を満喫しながら生口島へ。平山郁夫美術館にぜひお立ち寄りください。


青の弥勒展チラシ2.jpg

青の弥勒展チラシ1.jpg


リポート/ 渡邉雄二 チラシ/ 主催者より提供 写真/ 平山郁夫美術館フリー画像より転載

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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