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一枝の柳、旅立ちへの餞(鼻向け) [中国古典]

4月は「旅立ち」のシーズン。
親元から巣立っていく子供、苦楽をともにした友人との別れ、
恋人との別れ、そして転勤。
この季節は、いろんな別れがあり旅立ちがある。

中国の故事に、旅立ちに際しよく使われるものに「柳」がある。
中国の古典によく出てくる柳といえば、
旅立ちの場面で近親者が別れの餞(はなむ)けに “達者で暮らせよ” と
柳を輪にして手渡す風習があったようだ。

ご存知のように、むかし服などを収納するのに
柳で編んだ行李(こうり)が使われた。
柳には殺菌効果があることから使われていたものである。
健康を気遣うことに加え、
柳(りゅう)と留(りゅう)の音通によって引き留める意を表す。
また、枝を環にするところから、帰省の意を表したとされる。

空海が唐から持ち帰った行李(こうり)の中に
そんな話がいっぱい詰まっていたのかも知れない。


東寺の柳.jpg


リポート&写真/ 渡邉雄二

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