葉擦れの音が聞こえてくる。 [自然美]
大徳寺境内を歩いていると、微かな風に吹かれ葉擦れの音が聞こえてきた。
塀越しに高桐院の竹林が目に入った。門から眺める景色は、葉擦れに古琴の音が重なり幻想の世界が漂っているかのようだった。
塀越しに高桐院の竹林が目に入った。門から眺める景色は、葉擦れに古琴の音が重なり幻想の世界が漂っているかのようだった。
命のバトンタッチ。老木② [自然美]
老木に見られる樹木の形状には特徴がある。幹のほとんどが捻れている。永い間のいろいろな要因で変化していくのであろう。人間を含む命あるもの全て同じように思える。
気になるので捻れる要因を調べてみた。樹木は立地環境の変化に対応し、その都度姿・形を変えようとする。樹木がそのときどきに与えられた状況に応じ樹形を最適化しようとするものらしい。さらに立地環境の変化ばかりでなく、強風や冠雪による枝折れや幹折れ、幹の腐朽、病害虫被害、傷害、 亀裂、剪定、移植など様々な要因で形状が変化するようだ。
前回で紹介したように、夙川河川敷のサクラは樹齢70年を超すサクラが多い。そうすると永い年月にはこのような変化はあって当然かもしれない。
老木の最後の役割は命のバトンタッチである。根元や枝の先に新たな命を産む。それがまた育っていく。
気になるので捻れる要因を調べてみた。樹木は立地環境の変化に対応し、その都度姿・形を変えようとする。樹木がそのときどきに与えられた状況に応じ樹形を最適化しようとするものらしい。さらに立地環境の変化ばかりでなく、強風や冠雪による枝折れや幹折れ、幹の腐朽、病害虫被害、傷害、 亀裂、剪定、移植など様々な要因で形状が変化するようだ。
前回で紹介したように、夙川河川敷のサクラは樹齢70年を超すサクラが多い。そうすると永い年月にはこのような変化はあって当然かもしれない。
老木の最後の役割は命のバトンタッチである。根元や枝の先に新たな命を産む。それがまた育っていく。
サクラ、老木化めだつ [自然美]
関西にもサクラシーズンが到来。
地元夙川のサクラは、蕾がやっとはじけ咲きはじめた。
ここ数年気にかけていることがある。夙川河川敷のサクラは老木化が目立つ。
ソメイヨシノは樹齢30年から40年がピーク、それ以降は衰退傾向にあるといわれている。
夙川河川敷には、1949年に1000本のサクラが植栽され、関西屈指の名所になっていった。現在は1700本弱が両岸2.8kmのサクラ並木が続いている。
となると、夙川のサクラの大半が樹齢70年以上になる。だから老木化した樹が目立っても致し方ないのかも。その中でも写真にある樹は痛ましい。
しかしながら、見ていただいたとおり、朽ち果てた幹の根元からと枝の先から新枝が伸び花を咲かせいる。
老桜や 朽ちてもつなぐ 命の花
地元夙川のサクラは、蕾がやっとはじけ咲きはじめた。
ここ数年気にかけていることがある。夙川河川敷のサクラは老木化が目立つ。
ソメイヨシノは樹齢30年から40年がピーク、それ以降は衰退傾向にあるといわれている。
夙川河川敷には、1949年に1000本のサクラが植栽され、関西屈指の名所になっていった。現在は1700本弱が両岸2.8kmのサクラ並木が続いている。
となると、夙川のサクラの大半が樹齢70年以上になる。だから老木化した樹が目立っても致し方ないのかも。その中でも写真にある樹は痛ましい。
しかしながら、見ていただいたとおり、朽ち果てた幹の根元からと枝の先から新枝が伸び花を咲かせいる。
老桜や 朽ちてもつなぐ 命の花
逞しくなってきた。 [自然美]
最近は、平日が休みになっている。
フルタイムワーカーから解放され少し時間の余裕ができた。でもこの時期は恒例の木の剪定作業があるので、時間があれば庭に出ている。
年内に完了させるつもりでいるが、まだ三分の一程度。今日はお昼から雨予報なので午前中にできることを、と思い、松の剪定作業からはじめた。2本あるうちの一つも少しずつだが逞しさが出てきたように思う。
見よう見真似ではじめた剪定作業も年月が経てばそれなりにできるようになるものである。できる、というか成長が見えるので、次の剪定作業が考えられるようになる。不思議なものである。
フルタイムワーカーから解放され少し時間の余裕ができた。でもこの時期は恒例の木の剪定作業があるので、時間があれば庭に出ている。
年内に完了させるつもりでいるが、まだ三分の一程度。今日はお昼から雨予報なので午前中にできることを、と思い、松の剪定作業からはじめた。2本あるうちの一つも少しずつだが逞しさが出てきたように思う。
見よう見真似ではじめた剪定作業も年月が経てばそれなりにできるようになるものである。できる、というか成長が見えるので、次の剪定作業が考えられるようになる。不思議なものである。
湖畔も季節がめぐる。《湖西探訪3》 [自然美]
前回、琵琶湖周辺を探訪した時も「ヨシ」の壮大さに感動した。
この度は群生したヨシは見れなかったが、晩春の情緒あふれるヨシと花吹雪を見ることができた。
浮御堂近くの湖畔で、水辺近くに生息する水ヨシと満開の桜の優雅さに目を奪われた。ヨシは盛期が終わり、一方、最盛期を迎えた桜との季節感のズレになんとも言えないしぜんの生き物の息づかいを感じた。
切り取られたヨシの先からまた新芽が顔を出していた。一つの営みが終われば、また次へ、と時間も季節も巡っていく。
古木の桜が魅せる美しさ [自然美]
夙川公園の桜も7分咲きくらい。今週末が満開見ごろを迎えそうである。
昨日、買い物ついでに夙川公園へ行ってみた。平日にもかかわらず賑わっていた。
数年前から気になっていたが古木の桜。今年もしっかりと咲かせていた。樹皮が剥がれたもの、幹や枝が切り落とされたもの、樹皮が黒ずんでいるもの、樹皮に苔が多い被さっているもの、さまざま。
これらの古木は、還暦を過ぎたものばかり。1949年に夙川公園を整備しようと1000本の桜が植栽された。
古木に咲く花が、幹や枝に寄り添うように馴染んでいる。ボリューム感には欠けるが、バランスが絶妙である。古木だからの美しさを魅せている。
切り落とされた枝の先から、また一つ芽吹き始めていた。