SSブログ

「縁(えにし)の仏像」が、慰霊仏として後世に伝える。 [文化想造塾<仏像/勢山>]

CA3F13650001.jpg
昨夜、帰宅して新聞を読んでいると、「被災の寺へ ご本尊再び」という見出が目に入った。写真を見ると、ノミをもっている方の顔に見覚えがあり、本文を読むと、親しくさせていただいている大仏師、渡邊勢山師のお弟子さんだった。

記事によると、東日本大震災の津波で本堂などが失われた岩手県大槌町の寺に仏像を奉納する取り組みを埼玉県の彫刻家と、渡邊さんのお弟子さん、三浦耀山さんが進めている、という内容のもの。

彫刻家の加藤魏山さんが、昨年の7月、「縁(えにし)」と名づけた活動を始め、多くの方に呼びかけて賛同者が集まりスタートした。

仏師の三浦さんのご両親の実家が、宮城県の東松島と石巻市で津波に流されれ、何人もの親戚が亡くなった。犠牲者の慰霊のためにも、被災した寺に仏像を納めようと思い立った。

奉納されるのは「釈迦如来坐像」(高さ1.6メートル)。加藤さんと三浦さんがそれぞれ交代で彫り進めている。3年後の完成を目指している、と記事で紹介されていた。

「縁の仏像」は、大槌町の江岸寺で犠牲者の慰霊仏として、後世に伝える仏様として大きな役割を果たす。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0