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水をつかさどる神 “龍” の存在。 「龍をたずねて―」シリーズⅠ [伝統文化]

禅寺系のお寺を訪ねると龍の絵画をよく目にする。それは襖や壁、そして天井などに描かれている。それらを観るのが楽しみのひとつになっている。
そもそも龍は、仏教を護る八部衆のひとつで、"水をつかさどる神"として中国から伝わってきた架空神仏である。水の神仏として火から家を護る象徴になっている。さらに、中国では、松が龍に例えられ天に昇る意味から繁栄の象徴ともいわれている。だから、お寺の三門や家の門等にも松が植えられているのも、そういう謂れがあるからのようだ。
とくに、禅寺系の本山では、住職が仏法を大衆に説く法堂(はっとう)の天井に龍が描かれているのが多い。それは法の雨(仏法の教え)を天井から降らすという意味もあるようだ。

禅寺といえば、基本的には「臨済宗・曹洞宗・黄檗宗」の三宗派である。全国にある禅寺でも龍の絵画を楽しむことはできるが、各宗派の本山は京都に集中しているため、「龍をたずねて―」の紹介は京都に限らせていただく。その本山の中でも非公開や、撮影できないところがある。それはご了承ください。
公開予定は、建仁寺、妙心寺、大徳寺、天龍寺、相国寺を予定している。

建仁寺龍4.jpg



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