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北山墨華亭の回廊の展示に王義之の「平安何如奉橘三帖」 [地域発展]

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兵庫県西宮市は1987年中国紹興市と友好都市提携を結んでいる。紹興市は、ご存じ日本でも “紹興酒” として良く知られている酒(黄酒)の名産地。一方、銘酒処・西宮は灘五郷の一つとして知られることから両市の共通する産業を有することで友好提携が結ばれた。

その紹興市は、書道で著名な王義之のゆうかりの庭園「蘭亭」がある。王義之が「蘭亭集序」を書いたところとしても有名な場所。その蘭亭内にある「墨華亭」をイメージし、西宮市が提携を記念し北山緑化植物園内に「北山墨華亭」そして「小蘭亭」及び「曲水庭園」を建造した。
北山墨華亭は、書道展などの文化的事業などの施設として使用している。また、墨華亭の前には、王義之が筆を洗ったと伝えられている「墨池」を模して造られた蓮池がある。コロナ前の年までは、毎年5月には西宮蘭亭会により「曲水の宴」が開かれていた。

王羲之は「書聖」「二王」と呼ばれ、楷書・行書・草書の各書体を完成させて芸術としての書の地位を確立した人として日本でも知られている。北山墨華亭の回廊のウィンド内には、王義之が書いたとされる「平安何如奉橘三帖」の手紙のレプリカが展示されている。書道については門外漢なので詳しくはわからないが、資料によると行書兼草書の「平安帖」と行書の「何如帖」「奉橘帖」の3通の手紙のようである。

北山緑化植物園の片隅にある蓮池と北山墨華亭が自然の中にマッチしている。若いカップルが回廊から蓮を眺めながら楽しそうに話していた。その光景も蓮と同じように美しく見えた。


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      王義之が書いたとされる「平安何如奉橘三帖」の手紙(レプリカ)

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                回廊の展示ケース

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小蘭亭前の曲水で「第27回 西宮蘭亭 曲水の宴」が開催(ツーリズム西宮楽らく探検隊ブログより)


リポート&写真/ 渡邉雄二・ツーリズム西宮楽らく探検隊ブログより 資料/ 西宮市北山植物園HPを参照

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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