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「花托」から「蓮の葉シャワー」まで楽しめる [雑感]

蓮1.jpg


蓮は、花が開き始めると中心部に独特な構造の「花托」というものが見えてくる。仏像や仏画に接する機会が多い私にとっては、仏様の台座というイメージが強い。その花托は蓮の花弁が落ち枯れた後に、ちょっと不気味な目のような穴に実をつける。 初秋になると花が枯れて、茎が分厚くなった花托が次第に「果托」といわれるようになる。果托はだんだんと肥大化し、表面にたくさんの通気口となる穴があく。 この穴の中で、どんぐりのような緑色の実が育ち、そして泥の中に落ち来年また美しい花を咲かせる。

先月の中頃に、佛日寺を訪ねた折、和尚から小さな茎を付けた花托をいただいた。珍しかったので自室の壁に飾っている。もう半月以上経つのでしなびて青々としていた花托が黒ずんできた。この花托は命絶えているのにもかかわらず、存在感あふれる姿で立ち続けているように私には見える。いずれ土に帰してやろうと思っている。


花托2.jpg

花托10.jpg


先日、おもしろい写真が友人から届いた。蓮園に行ったときに、蓮池の傍らでちょっと珍しい光景を見たので、おすそ分けしてくれた。
“蓮の葉シャワー” というのがぴったりの写真。茎を切って、茎にホースをつなぐとこのようなことになる。茎から放射線状に広がる葉脈の孔を通って水が流れる仕組みになっている。ご存じの方も多いと思うが、私は初めてだったので少々感動。命あるものにはいろんな機能が備わっているのだと改めて思った次第である。


蓮の葉シャワー2.JPG

ハスの葉シャワー1.JPG

リポート&写真/ 渡邉雄二・他

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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