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七夕伝説で心ときめく [伝統文化]

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今夜あたり空を見上げると、天の川と織姫星と彦星を観ることができるかもしれない。しかしながら、七夕に欠かせない上弦の月は残念ながら無理のようである。この時期が織姫星と彦星が一番接近するといわれている。天の川を挟んでいるので織姫星と彦星が逢うのに上弦の月をなくしては “七夕伝説” は語れない。
彦星が上弦の月に乗って天の川をわたり織姫に逢いに行く。そんな心ときめく伝説は、上弦の月を入れてこそ成り立っている。ちなみ今月は26日が上弦の月、もしかすると彦星が月にのっているところを観ることができるかも。

写真にある軸は、七夕を表現しているものである。絵には毬(まり)と大きな葉っぱが描かれている。漢詩の最後に「乞巧(きっこう)」と書かれてある。乞巧は中国でいう七夕のこと。七夕は古代中国の祭り事で、それが日本に伝わり日本の風俗や地域にあった七夕に変化していった。中国はいまも七夕を祝う風習はあるようだ。日本と同じようにお供えをするらしい。
中国の場合、女性の祝い事のようである。裁縫や手芸が上手になりますように、と。賛に書いてある七針(針に七つの糸を通す穴がある)で七色毬をつくる。その毬を縁台に置いて、七夕の夜に天の川と織姫星と彦星、そして月を大きな水鉢に映し、梶の葉の裏に願い事を書いて浮かべる風雅な習慣があった。こんな軸をかけて七夕に願いを込めるのも乙なものである。


七夕2 (2).jpg



リポート&写真/ 渡邉雄二
写真/ 掛軸は文人茶一茶庵所蔵

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