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武道精神の支柱になるものを探しに日本へ、そしてそれが世界に伝われば・・・ [武道]

二十数年前、縁があって空手を基本にした総合武術である「南武道」を始めた。神戸出身の空手家の南部義尚氏(故人)との出会いからである。南部氏(南武道道主)は学生時代に熟達した空手で学生チャンピオンになり、大学卒業と同時に渡仏。それ以来、半世紀以上パリを拠点にヨーロッパ・アフリカ地域で空手の普及に尽力した達人のひとりである。

ヨーロッパで多くの弟子に恵まれヨーロッパ全域と、現在ではアフリカに多くの南武道愛好家が存在する。道主は一昨年に亡くなられたが、弟子たちが南武道を引き継ぎ活動している。

道主がクロアチアのザグレブで普及キャンプをしていた時に、4歳だった子供が父親に連れられ南武道と出会った。それ以来、かれこれ40年、ずっと南武道に励んでいる青年がいる。いまではヨーロッパの各地で南武道をけん引している大師範のひとりになっている「レオ・ラフォルト」さん。彼は、地元ザグレブに「NANBUDO 平和」という自宅兼道場とザグレブ大学で指導している。

彼と出会ったのが、思い出せば古い話である。私が50代前半の頃、神戸出身の道主が里帰りを兼ねて十数人の弟子の方々と来神され、友人の勧めで南武道の模範演技デモンストレーションを見たことが南武道との関りの始まり。道主・南部氏と話すなかで、道主が、私の生まれこの街 神戸で南武道場を開場したいと、という思いがヒシヒシと伝わってきた

それならというので、神戸で道場を探し見つけたのが二宮神社の社務所の2階。トントン拍子で会場が決まったが、肝心の先生は、というと、その時に同行していた一番若いノルウェー人の青年(二段)が、そのまま神戸に残って指導してくれることになった。半年間、帰国するまで何にも知らない我々を丁寧に指導。入れ替わりにスロベニア人の女性の先生が神戸に。そしてその後、スイス人の女性が約1年間指導してくれた。

さらに、スイス人の女性の先生に替わり来日したのが、レオさんである。もう20年近くの付き合いである。私は南武道をリタイアし15年近く経つが、レオさんとは親交が続いている。それは、彼がコロナ前まで毎年一回程度仕事で来日していたことから会うことに。彼は、ザグレブ大学の教授で、東京大学の交換教授として日本に来ていた。
コロナで4年間はその制度が中断していたが、今年から復活ということで再会を果たした。一昨日は、南武道神戸で稽古していた方たちを含め同窓会をし、昨日はレオさんと二人で京都散策を楽しんだ。

武道を愛する欧米人にとっては、武道の聖地「日本」への憧れは強い。そして武道を楽しめば楽しむほど武道の精神の支柱を求めたくなるものである。それを探しに日本を訪れる。訪れると彼らにとっての日本の素晴らしいファクターが見えてくるようだ。我々も、彼らに刺激され日本を改めて見つめなおす良きキッカケになっているのかもしれない。



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南武道同窓会後にルミナリエを見学




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昨日、京都建仁寺でレオさんを撮影




リポート&写真/ 渡邉雄二 レオ・ラフォルト

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