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法楽寺の「柴燈大護摩供」は “幸せの炎” に見えた [文化想造塾<社寺>]

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大阪市東住吉区にある真言宗泉涌寺派の大本山である「法楽寺」で昨年から月一回仏画曼荼羅アート教室を開講している。

ご縁をいただき、訪れるたびに同寺院の新しい景色を見せていただいている。先月末には「柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)」が執り行われたので見に行ってきた。護摩木に上から願い事、その下に名前を、そして一番下に数え年を書いた。護摩を焚くことで願いが叶うとされている。

この柴燈大護摩供は、真言宗を開いた空海の孫弟子にあたる、修験道の祖といわれる聖宝理源大師が初めて行ったといわれており、醍醐寺をはじめとする真言宗の修験道の法流を継承する真言密教系の寺院で行われることが多い。野外で行う大規模な護摩法要のことで、不動明王の強力な法力を得た山伏により、願望達成など色々な奇跡を起こすとされる最強の奥義とされている。

柴燈に火が入る前に、山伏による数々の大護摩供ならではの儀式が行われる。その後に火が灯され、山伏が、我々が書いた願い事の護摩を手に、仏の加護を求め、印契(いんげい 悟りや徳を表す)を結び鈷(こ 密教法具)を用い、そして真言を口唱しながら燃え上がる火の中に護摩をくべてゆく、その姿は神のようにも見えてくる。
今回の大護摩供では、想像を絶する数の護摩木が護摩壇にのせられ、それを数人の山伏が小一時間かけて焚き続ける。多くの願いが叶うように、また祈りが火や煙によって天に届くよう、と。

燃えさかる炎のなかで護摩が焚かれ、それによってさらに炎が燃え上がり、その煙が天高く上がっていく。その光景を見ると、除災招福などの空海の「現世利益 (げんせいりやく)」「即身成仏 (そくしんじょうぶつ)」を得ることができるように思えてくる。それこそ
「ハッピーメソッド」である。


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リポート&写真/ 渡邉雄二
柴燈大護摩供/ 真言宗泉涌寺派大本山 法楽寺 (たなべ不動尊)

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