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卸売市場は、変わっていく。 [木津市場]

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卸売市場が脚光を浴びつつある。メディアに登場する機会が間違いなく増えてきている。

映画では今週末公開される「築地魚河岸三代目」。そしてテレビではNHKの朝の連続テレビ小説「瞳」では築地市場(東京都中央卸売市場築地市場)も舞台の一つになっている。

映画、テレビドラマで市場が舞台になる理由がいくつか見えてくる。
小生の勝手な理屈を申し上げるなら、いまの社会で影を潜めている『活気』が強く求められているのではないだろうか。その活気や勢い、そして人情が昔ながらの卸売市場には間違いなく存在する。それで注目されてきているのではないだろうか。

繁盛しているときの空気とは少し異なるかも知れないが、食材の取引には欠かせないのがでかい声。食材の新鮮さをさらに強調しているかのように。それが活気に繋がっている。

そして何よりも人の意気が伝わってくる。人が集まり時には怒号が飛び交う。こんな職場もそうはない。「フェイス to フェイス」で商売が成り立つ。昔ながらの「卸売商売形態」かも知れないが、いま日本の社会構造で欠落している「信頼」が見えてくるようである。

いままでは食材のプロが集まるところで、なかなか一般客の足は向かない。ほとんどのお店の品に値札がついてない。そんなところで一般客は買えないし、お店の人に声を掛けられないのが現状だ。

しかし、これからの卸売市場は変わっていくような気がする。いや間違いなく変わっていくと思う。市場にはプロが求めるものばかり、新鮮と安心が売り物である。そんな食材の宝庫が卸売市場である。そして食材の情報が山ほどある。

これからは食材から見た「食文化発信」が欠かせない。見た目の利ではなく、すでに食材の本来の味に関心は集まっている。

本日、産経新聞大阪本社から木津卸売市場の取材記事が届いたので紹介(写真)する。4月にも取り上げられた記事も併せて。産経新聞さんは木津市場と同じ大阪浪速区に社を構えているので地域発展に力を注いでいる。

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