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ちょっと神職に変身! 日本の文化の奥深さを感じる。 [e-よこ ソーシャルカレッジ]

第一回e-よこ ソーシャルカレッジが今月の7日の夜、大阪・船場道修町の少彦名神社で開催された。
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「ちょっと神職に変身!」をテーマに、我々の暮らしに馴染みが薄い「神道とは?」のお話から始まり祝詞(のりと)写し、そして装束着付けなどなど貴重な体験をさせていただいた。
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講師は少彦名神社の別所宮司さん。ここ少彦名神社は、日本の薬祖神である少彦名命(すくなひこなのみこと)と中国の、医薬の神様である神農氏(しんのうし)をお祀りしている神社である。大阪で言えば一年の始めのお祭りが「えびっさん」。締めくくりが「神農さん(しんのうさん)」として親しまれている。

神道と言われてもピンとこない。神社にいけば神主さんや巫女さんがいる。その方たちが聖職者として神に仕える。仏教で言えば「お坊さん」、キリスト教では「牧師さん」などである。

神道とはどんなものなのかを簡単にご説明いただいたが、なかなか頭に残らないのでレジメの一文をご紹介する。

日本の神道の神々は日本の風土と生産に深く関係し、住む人々に幸福をもたらすものである。神々の恵みを受けるためには神々の喜ぶ物を献じ、神々が喜ぶ演技を奉納し、願いの言葉をささげる。
これが終わればお供え物を下げ、これを食することによって神々と共に人々も楽しむと同時に神様の力をいただく直会という宴が行われる。
(中略)
神道は、仏教やキリスト教などのように、ある一人の聖者が唱え教えたものでなく自然発生的にできたものである。他の宗教とも共存しながら神々はいつもすぐ傍から人々を見守り、人々の求めに応じて日を決めしばらくの間、人間界に留まってもてなしを受け、人々と交わり幸せを与えて遠近の山や海の彼方へ帰っていく。

まさに神話に出てくるストーリーである。

こんなお話からはじまり「祝詞(のりと)写し」を体験。そして参加者の中から希望された男女一名ずつが神職の装束の着付けを体験した。
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ここにも日本の包み込みの文化の知恵と工夫を感じる。袴のヒモだけですべてを着付ける。ファスナーがあるわけでもなく、留め金があるわけでもなく、ましてボタンがあるわけでもない。一本のヒモですべてが着付けられ、崩れることもない。みごとである。

いままでにない体験に、改めて日本の精神文化の奥深さを感じた。

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