「夢」を奏でるスーパーキッズ・オーケストラ

昨夜は、素晴らしいコンサートを聴かせていただいた。それも思った以上の感動があった。その感動のキーワードが「夢」。

富士火災海上保険という会社が主催して行ったコンサートである。タイトルが「佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ」。大阪の富士火災本社ビルの2Fのホールでぎっしり埋め尽くされた200人のお客さんを前に「夢」を魅せてくれた。

スーパーキッズ・オーケストラは昨年、兵庫県立芸術文化センターの事業としてオーディションで全国から選ばれた小学4年生から高校2年生までの22名編成のキッズ・オーケストラである。

その指揮をとったのが加藤完二さん、そして佐渡裕さん。ご存知のとおり佐渡さんは世界的に活躍している有名な指揮者で、兵庫県立芸術文化センターの芸術監督でもある。

その佐渡さんには、音楽を次の世代にという強い想いがあり、その形としてこのスーパーキッズ・オーケストラが誕生した。

「私は世界的有名な先生たちに師事してきた。いまも指揮者として皆さんの前に立たせていただくのも、先生たちのお陰である」とマイクを手に語る。そして「今年も新たな夢に向かってスタートしている」と。

いつまでも夢を追い続ける指導者に包まれて演奏する子供たちの目は輝いている。微笑んでいる。演奏を心から楽しんでいる。

「夢」を奏でているかのような子供たちのコンサートであった。