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言葉は、その土地の文化遺産。<e-よこソーシャルカレッジ> [e-よこ ソーシャルカレッジ]

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14回目のe-よこソーシャルカレッジが先週末の11月27日に少彦名神社で開催された。11月は、言葉は土地の文化遺産と題し"なにわことば"を学んだ。

なにわことばのつどいの名誉顧問の中井正明氏をお招きしての講座。大阪弁のルーツ、大阪弁の特徴など興味深い話が山ほど聞けた。

その中でも思いもしなかったことがいくつかあった。その一つに、いままで認識していた標準語の意味がまったく違っていたこと。NHKのアナウンサーがしゃべっている言葉が標準語と思っていたが、中井さんによると標準語ではなく"共通語"だ、という。

では、標準語とはどんな言葉かというと、その地域に根ざした言葉だ、という。例えば「いらっしゃいませ」が共通語で、大阪弁でいうと「お越しやす」、「おいでやす」になる。この大阪弁が大阪での標準語になる。解釈はいろいろとあるが、おもしろい考え方である。

大阪弁だけでも4つの訛りがある。河内弁、泉州弁、摂津訛、そしてなにわことばで区分される。このなにわことばの中に「船場言葉」が入るという。

私が興味をもつ「船場言葉」は、いわば商売人の方たちが使う(使った)言葉である。いまでも年配者の方たちと話すと船場言葉なる訛りが聞ける。

例えば、共通語の「そうでございますか。」というのを船場言葉でいうと「さいだっかぁ~。」となる。いまでもたまに聞くと耳に残るほどのいい響きである。

言葉を語っていくとたぶんどれが正しいのか、そうでないのかの境界線が見えない。ただその土地で喋っている言葉や訛りは伝え継いでいきたいものである。その土地の文化や暮らしの根幹を成す大事な財産の一つであるのはまちがいない。

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