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八十八夜ごろに摘まれた新茶の香りに魅かれて-<易社文化塾> [ライブインテリジェンス<易社文化塾>]

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春への誘いに雨はつきもの。6月の梅雨でもなく、秋の雨でもない、春先に一年間の澱んだ気をすべて洗い流してくれるような雨である。

そして爛漫の春を迎える。桜満開に酔いしれた後は、新茶が若葉の香りを届けてくれる。立春から数えて88日目を八十八夜という。4月下旬から5月上旬に摘まれた茶を新茶という。昔から「初もの」は不老長寿・無病息災にいいといわれている。

また春先の3月、4月に煎茶講座「易社」の会がスタートする。この易社は前に書いたが、佃一輝一茶菴宗家が名付け親である。
「社」というのは、古来文人趣味のグループをいう言葉で、詩のグループは詩社、煎茶のグループは湯社(とうしゃ)という。「易」は占いみたいですが、簡単という意味。「老子」にある言葉で、難しいことは簡単なことを大事にする、ということらしい。

この「易社」のグループは、煎茶を教わっているというよりは、大人の文化塾の勉強会といったほうがぴったり。漢字、漢詩、墨、絵、道具、時代考証、社会現象等々を茶を通して学んでいるといったほうが正解ような気がする。

だから宗家ご自身も作法はとくに重要視されていない。宗家と我々のキャッチボールで楽しんでいる講座である。想像力や感性を鍛える文化塾である。

その易社文化塾が3月から始まる。
3月9日、30日、4月20日(すべて火曜日) 午後7時~
大阪中央区大手筋の「一茶菴」
費用は3回で12,000円

この春のテーマは「究極の玉露のいれ方をご伝授。さらに酒と玉露の不可思議な混然を味わう、文人趣味ならではの春情と春怨の秘め技」の公開。

興味のある方は、ぜひぜひお越しください。
お問い合わせは、なんなりと。
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