SSブログ

手打ちそばは、食の原点。 [e-よこ ソーシャルカレッジ]

昨日は、e-よこソーシャルカレッジの2月講座「手打ちそば体験」が行われた。ソーシャルカレッジが始まったのが一昨年で、毎月一回開催されている。今回で17回目。

このカレッジは大阪の東横堀川水辺再生協議会の一環の事業で、東横堀川周辺の「歴史財産」を掘り起こし新しい環境の街づくりにつなげていくための講座として行っている。東横堀川は大阪の都心を流れる川で、その周辺には船場という地域があり、ビジネス街を流れ道頓堀川につながっている水路である。

その歴史財産を探り、多くの人に知ってもらおうと始まったのがソーシャルカレッジ。その17回目登場していただいたのが、大阪本町・南久宝寺にあるそば専科植田塾の「植田隆氏」。
植田塾長さんは、製粉会社に長いこと勤務され、勤務時代から手打ちそばの指導に当たってこられた、いうならそば打ち名人である。退職後は自分で道場を開いて手打ちそばの美味しさと打つ楽しさを伝えておられる。

そば、といえばどちらかというと東京というイメージがあるが発祥は大阪。大阪城築城の際に多くの人たちが大阪に集まり、その人たちの食を支えたのが「そば」といわれている。

その手打ちそばづくりを体験したわけだが、まず粉の配合の説明をうけたあと、手打ちそばの美味しさが決まるといわれている水との絡みをしっかり聞き、丁寧に10本の指で愛情込めて混ぜていく。粉と水の絡み具合がわかるようになるには少し時間がかかるかもしれない。そして固まった粉を丁寧に手のひらでこねていく。そして中に溜まった空気を抜く。

そして棒で伸ばすが、ここからはかなりの技術が必要になってくる。手のひらでマルク伸ばしたものを棒でさらに厚みなどを均一に整えていき、最終的には四角にしていく。それからマッチ棒の軸くらいの厚み、大きさにそば専用の包丁で切っていく。

初参加の方たちばかりのわりには上手という塾長からお褒めをいただいた。うどん同様、そば打ちも日本の伝統文化の一つである。作るのも楽しい、そして食べるのはもっと楽しい。さらにみんなで一緒にワイワイといいながらできたそばはなんの調味料もいらない。
これぞ、手作りの醍醐味である。加工品では絶対味わえない食の文化である。大切に残し継いでいきたいものである。
CA3C12180001.jpgCA3C12280001.jpg
CA3C12170001.jpgCA3C12200001.jpgCA3C12210001.jpgCA3C12250002.jpgCA3C12270001.jpg
CA3C12300001.jpgCA3C12320001.jpg

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0