SSブログ

壽量院は、500年前の献立を再現し提供している。 [ライブインテリジェンスアカデミー]

CA3C15330001.jpg100530_1637~01.jpg
本日一通の手紙が届いた。
姫路、書写山の壽量院の佐藤料理長から丁寧な挨拶状と神戸新聞の記事掲載のコピーが入っていた。

壽量院に伝わる古文書をもとに約500年前、高僧にだされていた料理を再現しお客様に提供し続けていることが評価され、また日本の食文化を国内外の観光客に紹介するなど、地域の観光振興に貢献された、ということで日本観光協会から関西支部長表彰を受けた、という記事である。

壽量院は「書写塗」という幻の器を使って精進本膳料理を出しているお寺である。茶懐石には欠かせない器であり、茶の湯と深いかかわりを持つお寺としても有名である。

壽量院は国重要文化財である。火を使うことも制限があるので厨房での作業はひと苦労らしい。だから下ごしらえは別の場所で行い、お寺に運ぶそうである。

食文化を考えたときに、日本のまた地域の食材の生かし、その食材の美味しさを楽しむことが日常ではなくなりつつある。そして何よりも食することへの感謝の気持ちが薄くなっているのも事実のような気がする。

いまの時代に必要なものはなんだろう。暮らしを通して培われた知恵と工夫が一杯詰まっている精進本膳料理もその一つではないだろうか。

7月11日(日)、文化想造塾<壽量>-精進料理を楽しむ会-を開催する。楽しみにいただきたいと思っている。興味のある方はぜひご参加ください。
http://nagomian.blog.so-net.ne.jp/2010-06-20
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0