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世界陸上で、スポーツ企業の現況が見えてくる。 [雑感]

昨日始まった「世界陸上」。この土曜、日曜を空けてテレビ観戦を楽しんでいる。

陸上競技の経験はまったくないが、むかし10年近く、陸上競技を含む純競技(言い方古~い)に関わる仕事をしたことがあるので、いまでも大の陸上ファンである。

仕事というのは、あるスポーツ用品メーカーの広告宣伝物の制作、スポーツ雑誌編集に携わっていた。だから、観るポイントが普通の陸上ファンとはいささか異なるかも知れない。

今回の世界陸上をテレビで見ていて、一つ驚いたことがある。女子1500m予選で、素足で走っている選手を発見。いまの時代に素足とは驚嘆の思いである。

思いおこせば、1964年10月21日、東京オリンピックの最終日を飾る男子マラソンで、アベベ・ビキラ選手は素足で走り、日本の円谷幸吉選手、君原健二選手を抑え、堂々金メダルを獲得したことを思い出す。素足の鉄人として世界を席巻した。

あれから45年が経った現在では、アスリートの体の一部になっている「シューズ」は科学の粋を極め、作り出されている。0.01秒早くを求めるアスリートにとってシューズの重要性は周知されている。

そんな思いを抱いて観戦していると、誰がどこのシューズを、というのが気になる。今大会で南北アメリカ、ドイツを除くヨーロッパ選手のほとんどが「ナイキ」を着用。そして一部「アディダス」。そして日本選手、そして韓国選手を見ると、今大会のオフィシャルスポンサーになっている「アシックス」がユニフォームを提供している。シューズもアシックス製が多いようにテレビからは見えた。そして一部「ミズノ」を履く選手もいる。

世界を席巻するナイキ、そしてドイツの名門アディダス、日本のアシックスとミズノの4社が、シューズ、ウエアでは独占しているようだ。ビック大会の裏で、スポーツイベントを支える企業の戦いが繰り広げられている。

女子1500m予選で走った素足の女子選手にとって、どこのシューズよりも自分の足の方がより頼りになるものだったのだろう。


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