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誰でも彫れる「くらしの中の仏さま」ワークショップ開催。文化想造塾<仏像> [文化想造塾<仏像/勢山>]

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JR近江舞子駅から車で10分ほど走ったところに、比良山系の釈迦岳の山麓に「勢山社」としいう工房がある。渡邊勢山仏師の仕事場である。

昨日、勢山社でお地蔵さまを彫る体験会に参加してきた。誰にでも彫れる「くらしの中の仏さま」というものタイトルで行われた。前からやってみたかったワークショップである。先生は、この勢山社の代表であり、大仏師の渡邊勢山師である。

作業開始にあたり、まず工房の2階で現在制作中の一丈六尺(高さ4m近い)阿弥陀如来坐像の制作工程を見学、そして900年ほど前に作られた仏像の修復について、さらに、仏像に使用される木についての情報を聞かせてもらった。

そして、今回の本題である手のひらサイズの仏さまを彫る作業を開始。手のひらにのるほどの小さな角材(檜)に鉛筆で仏様の輪郭が書かれていて、それに沿って削っていく。

削って、削って仏さまを彫っていく。角を取り、お顔、お身体のふくらみを付けていく。この作業の難しさを痛感しながら、先生の教えのもと約3時間くらいかかってやっと荒削り(写真)のところまで辿りついた。今回のワークショップの作業はここまでである。

仕上げは、持ち帰っての作業になる。いまは手垢が着いているので、これからは手袋を付けて丁寧に仕上げていくのだが、さてさて出来上がるものか不安である。

現状は、お顔の輪郭が浮かび上がっている程度であるが、手のひらに置いてお顔を眺めているだけでも、気持ちが穏やかになっていく。不思議である。

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