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手づくり靴屋さんのユニークなおじさん。 [文化想造塾【逸品殿堂】]

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昨日、用事があり大阪に出かけた。用事の前に「老松骨董祭り」に行きたく足を伸ばした。土曜というのに、人出が少ない。主な店舗は見て回ったが、いつ見ても骨董の品定めはちんぷんかんぷん。

老松町を後に、梅田まで歩く途中、ユニークなお店を発見。二坪くらいの小さな靴屋さん。ウインドには、私の好きそうな靴が並んでいた。お店自体がアンティークな雰囲気を醸し出していた。中からユニークな人が顔出したきた。丸メガネに、赤いセーターを着たレトロなおじさん。

どこかで見たことのあるおじさんだと思ってしばらく頭を回転。そうそう、以前、雑誌の「職人」特集で紹介されていたおじさんだ、と。たままた、手づくりカバンの友だちと並んで大きく紹介されていたので覚えていた。

いつものように、写メ撮っても良いですか、というご挨拶から始まった。おじさんも、私を見て、変なおっさんが来たな~、っていう顔をしながらも、笑顔でどうぞどうぞ、といってくれたので、店内へ。

立ち話と思っていたが、半時間以上も座り込んで喋っていた。おじさんが、よく喋る人だったので、手づくり靴の話が聞けた。そして靴を履かせてもらった。足見るなり "あなたの足は25.5かな"。といいながらいま作っている靴を取り出した。

履いた瞬間、ちょっと窮屈かな、と思ったが歩くと、いつも履いている靴とのフィット感が違う。驚く。これは、確かに違う、と思った。
この祭、聞きたいことをズバっと、大阪人らしく聞くことに。
「いくらですか?」
「15万円」
一瞬動揺したが、飲み込んで、声にはならなかったが"うんうん"と、首を振った。

なんとなく親近感を覚えるおじさんだった。たまたま、私も赤のジーンズをはいて同じような丸いメガネをつけていた。異質者同士に通じ合うものをお互いが感じたのだろうか、盛り上がった。

紳士諸兄、手づくり靴に興味がおありなら、ぜひ、訪ねてみてください。
大阪市北区曽根崎2-10-29
福島陽三さん。
一人しかおられません。
http://www.kobayashi1921.com/
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