SSブログ

多くの人の一刃で彫られた"あゆみ観音さま"が、この夏、陸前高田市に奉安。 [地域発展]

岩手県陸前高田市の高田松原は、かつては7万本の松が並ぶ美しい景勝地だった。
「美しかった松原の景勝を胸に新たな歩みがはじまる・・・」。

震災復興という強い思いを胸に、「あゆみ観音プロジェクト」が一昨年に立ちあがった。それは高田松原の被災した松の廃材で観音様を彫り、被災地に届けるプロジェクトである。「あゆみ観音さま」と名づけられた仏像は、発起人の一人である大仏師・渡邊勢山師が仏像製作の指導にあたった。

このプロジェクトは震災復興を願い、関西を中心としたお寺30数寺を会場にノミ入れ式が行われた。一般の方たちが"一刃"を入れみんなで製作された観音様として陸前高田市に届けられる。その最後のノミ入れ式が先週の18日に神戸の大本山須磨寺で行われた。
3月に渡邊勢山師の舞子工房で完成式が行われ、4月には奈良・當麻寺中之坊で仮開眼が披露されることになっている。7月11日に陸前高田市に奉安され開眼法要が営まれる。

渡邊勢山師から、最後のノミ入れ式にお誘いを受けていたのだが、残念ながら行けなかった。多くの方たちの、復興への強い思いが込めらた観音様に、ぜひ手を合わせたいという思いが沸いてくる。

あゆみ観音2.jpgあゆみ観音1.jpgあゆみ観音記事.JPG
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0