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400年先まで、人々のために建立。 [歴史遺産]

神戸市内を車で移動中、なにげなしに目に留まったのが建造中の建物。車を止めてよく見るとお寺らしきもの。車から降りて現場まで行ってみた。思った通り安養寺と看板に書かれたお寺だった。

どこにでも見られる工事現場であるが、お寺が新築されているところを見るのはこのかた生まれて初めてである。たぶん昔ながらの技法で新築されているような気がしたので、好奇心丸出しで現場の中に。失礼極まりないと思いながら、大工さんにいろいろと質問をしてみた。
全員奈良から通っておられるとのことだった。棟梁が34歳、ほかの大工さんは20代、30代の方たち。こんな若い方たちが、こんなすばらしい仕事をしている。驚くのは通り越して感動であった。

邪魔にならないようにしばし眺めていると、お坊さんらしき丸坊主の方が出て来られた。見るとまだ若い方のように見受けた。このお寺の住職さんのご子息だった。
20年前の震災で崩れ、10年前から本堂建立を計画。やっと5年前に設計図が上がり昨年から現場で工事に入ったとのこと。ほとんどが国産の檜を使用、300年から400年くらいは大丈夫のように建てられているとのことである。

手すり一本にも意味があるので、大工さんにその都度聞きながら写真とノートに記録している、といっていた。中を見られますか、と言ってくれたのだが楽しみは後日に、という事で現場を去った。すばらしい時間だった。また来週にでも覗いてみようと思っている。

安養寺.JPG
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