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「雁が音」の違いに舌鼓をうつ。 [文化想造塾<易社/煎茶>]

この季節になると「雁が音」が喉に馴染む。
雁が音は、「清風四法」という四つの淹れ方がある。それぞれすべて味が微妙に異なる。
その淹れ方は、「包茶法(ほうちゃ)」「中投法(ちゅうとう)」「下投法(かとう)」「沃茶法(よくちゃ)」という。

先日の稽古では、ブレンドされていない純の雁が音を淹れ方を変えて楽しませていただいた。
まずは、急須に湯を注ぎ、湯の上に茶葉を浮かべる包茶法から。この淹れ方は、口あたりが柔らかくまろやか。そして中投法は、包茶法と比べ急須に湯を半分入れ茶葉を入れる。そして湯をさらに注ぐ。これは、包茶法のまろやかさにキレが加わり味がしまる。
そして沃茶法は、雁が音に適した淹れ方としていまも一茶庵に伝わっている淹れ方で、急須に茶葉を入れその急須の外に湯をかける。そして急須の蓋をあけ茶葉の上から湯を注ぐ。その味というと、包茶法や中投法で淹れた味に比べ少し苦みが増し硬さを感じる。
それぞれの味の違いは微妙だが、この違いを楽しむのが煎茶の醍醐味のひとつである。

雁がね.jpg
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