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絹谷幸二の「京都」。 [文化想造塾【逸品殿堂】]

いま、京都国立近代美術館で絹谷幸二氏の「色彩とイメージの旅」と題した展覧会が開催されている。

その展覧会を先日、観に行ってきた。とくにオープン前から是非鑑賞したい絵がいくつかあった。
それは、今回の展覧会に出品するために描かれた絵画十数点。絹谷氏は、自作絵画に前に立ち、参加者に「このスペースにある絵画は1年8ヶ月前にこの展覧会が決まってから描きあげたもの」と説明されていた。

このスペースにある絵画のテーマが「京都」。展覧会場が京都だから、という。とくに、京都の名所7箇所を龍をモチーフに描いている。龍は鴨川の「水」をイメージ、天に昇る龍姿を表現されている。

7枚の右から「光輝龍王二条城」、続いて「満月清水寺龍神飛翔」「飛龍天空大文字」「滝登る鯉転依龍神」「樹上双龍伏見稲荷」「迎臨飛龍金閣寺」「朝陽龍神下山上賀茂神社」という題目がついていた。
みると「日 月 火 水 木 金 土」までの一週間を表している。絵画の下方には、京都のそれぞれの名所が描き込まれている。

その表現方法は想像を絶する、絹谷氏ならではの絵画手法かと思われる。
この7枚の絵画の前に、遠目に、また近目に眺めていると、一見京都から離れていくが、一周して京都に舞い戻ってくる不思議な力を授かる大作だった。

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