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般若心経276文字を毛筆で書くのは苦行!! 【仏画曼陀羅アート】 [文化想造塾[曼荼羅絵図]]

シンプルを求めて提示した課題が意外に四苦八苦。
今月の仏画曼陀羅アートの各教室の課題のメインは般若心経である。

タテ1.2m、ヨコ60cmの和紙に般若心経276文字を書く。書く範囲は実質85cm×35cm内に毛筆で書くというもの、まさに書道である。毛筆に慣れた人なら書きごたえもあろうが、毛筆初心者にとっては絶句、言葉が出ないようである。


佛日寺教室1.jpg


“これに筆で書くのですか?” というほぼ全員からこのような質問を投げかけられたが、ただ、 “はい、そうです” と答えた。般若心経の見本はあるが、その見本の書体に倣って書くのではなく、自分の字で書いてほしいというのが今回の要望である。
生徒さんにしてみれば、きれいに書きたいと思うのは心理であるが、日頃の自分の字を毛筆で書くように、と伝えている。2㎝正方の枠内に一文字を書くのだから筆ごころがないと書けないと思い込んでいる。
それを払拭するためにも、枠をはみ出なければどんな書体の文字でも大丈夫。逆に素直で自分らしい文字を書いてもらいたいというのが大きな狙いである。

この課題はまず、タテ63㎝、ヨコ30㎝の大日如来立像を和紙の中心に鉛筆で写し、その上から先ほど説明した般若心経を書いていくというもの。仕上がりは、般若心経の下に如来様が立っている姿が薄っすらと見えるほどで、般若心経に包まれて祈り続けるイメージである。

一人ひとり違った作品になることを期待している。そしてオリジナリティー溢れる楽しい作品が生まれるはず。
昨日は、佛日寺教室の方が、途中の段階ではあるが見せてもらった。その中で、般若心経も自分で見本をつくり、本紙に敷いて写すのだともって来られた。しかしながら、その見本を敷いて写しかけて(練習)ところ、見本を無視し本紙にぶっつけ本番で書くほうが生き生きと書けることに気づかれた。次回に見せていただくのが、楽しみだ。


佛日寺教室2.jpg

リポート&写真/ 渡邉雄二

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