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墨と油彩を操る「チェン・ジャン・ホン」の世界 【ギャルリーためなが】 [雑感]

ホテル「丸福樓」をあとに、鴨川の正面橋を渡ると、数年前ほんの少しお世話になっていた京都美術工芸大学へ。その日は入学試験日で部外者は立ち入り禁止。受付対応していた知り合いの職員の方と立ち話のみで、残念ながらお世話になった方々との対面はならなかった。


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   正面橋の向こうに見えるのが京都美術工芸大学

七条通りに向かいかけたときに目に入ったのが古い古民家の1階に洗練されたギャラリー。ドアに「ギャルリーためなが」とあった。道路に面したウィンドーケースには迫力のある水墨画が掛けられてあり、思わず足を止め眺めていたが中に引きこまれるように入った。
入ったところに掲げてあった作家のプロフィールには、「チェン・ジャン・ホン」と記されていた。門外漢には初めての名前なのでプロフィールを読むことから始まった。察するに凄い水墨画家のように思えてきた。ご存じの方も多いかもしれないが、ボードに書かれていた内容(一部抜粋して)を転載する。


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               ギャルリーためなが「KYOTO」


1963年中国、天津生まれ。名高い北京中央美術学院に進学し中国伝統の水墨画を習得。1987年にパリへ移住し、エコール・デ・ボザールにて油彩画を学ぶ。抽象表現に傾注していったチェンは、東洋と西洋、伝統と革新の調和を追求し、墨と油彩を自在に操る独創的な画法を確立していった。
(中略)
チェンの作品は、パリや上海など世界の主要都市の著名なホテルやランドマークなどの建物の壁面を飾っている。


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読んで作品を鑑賞すると、墨と油彩の融合が見事に表現されているのが伝わってくる。朱と墨、黄と墨、白と墨で織りなす新境地が抽象的に描かれている。
興味がある方は、ぜひギャルリーためなが「KYOTO」でご覧ください。東京は、10月29日~11月20日まで銀座のギャルリーためなが「TOKYO」で展覧される。


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リポート&写真/ 渡邉雄二 ギャルリーためなが「KYOTO」の外観写真は同ギャルリーHPより転用。

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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