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三頭身・白い肌・高貴な表情が「御所人形」の特徴 【有識御人形司 伊東久重の世界Ⅰ】 [伝統工芸]

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10月11日から15日まで京都・虎屋ギャラリーで開催された有識御人形司 十二世伊東久重展に行ってきた。伊東久重さんのフェイスブック(FB)で御所人形に魅せられ、実物を是非とも鑑賞したいと思い出かけた。

御所人形の素材はいろいろあるようだが、伊東家は「木彫り」。30年以上も自然乾燥した桐が用いられている。桐の木地に胡粉を50回ほども塗り重ね、磨くことによって出る独特の肌の風合いが美しさを醸し出している。
見ての通り、透き通るような白い肌で品格の高さがうかがえる。そして最大の特徴は三頭身ということのようだ。三頭身だから人形の動きや表情が可愛らしい。あどけない稚児のふくよかな姿、時に愛らしく、時に凛とした表情を見せる気品ある姿が十二世伊東久重さんの匠の傑作である。

観賞用の人形として、宮中の慶事や出産、そして結婚など様々な祝い事の際に飾られてきた人形である。宮廷や公家、門跡寺院の人々に愛されたところから明治時代になって「御所人形」という名称で呼ばれるようになった。
昔から伝承されている匠の技のなかでも、「丁寧に」そして「時間を惜しむことなく」はどの時代でも先代から受け継がれている。しかしながら、新しい時代に向けて形状や表情は変化し、いつの世にも愛される「御所人形」として存在し続けていく。


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ラグビーボールを片手に



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左手にバットをもつ




リポート&写真/ 渡邉雄二

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