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仁王力士像の怒り! [文化想造塾<建造物>]

巷ではなにかと賑やかになってきている。
街の喧騒から離れ、穏やかな時や風が流れる場所を訪れ、お線香を焚き手を合わせるのもオツなものである。

須磨寺の仁王門には、どこのお寺でも見受けられる仁王力士の阿形像と吽形像の2体を一対として安置されている。
阿形像は口を開けて怒りの表情を表し、吽形像は口を結んで怒りを内に秘めた表情を表している。
これらは、寺院に仏敵が入り込むのを防ぐ守護神としての意味をもっている。
ちなみにこの両像は運慶と湛慶(運慶の子)の作と伝えられている。
真言宗須磨寺派大本山「須磨寺」にて。

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霞む白露城。 [文化想造塾<建造物>]

雨に霞む白露城。

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緑に黄金色がひときわ映える。 [文化想造塾<建造物>]

裏六甲の麓を走っていると、写真にあるような茅葺屋根の屋敷邸が見えた。この機会を逃すとまたいつこちら方面に来るかわからないので、思い切って訪ねてみることにした。アポなし旅さながらの行動を取らざる得なかった。

正面門は見えるのだが、どちらから尋ねていいものやらと思案していると、勝手口の扉が開いていたので覗くとおばあさんが縁台に腰を掛けておられた。

声をかけてみると、私の声が聞こえなかったのか、おばあさんから、耳が遠いのでこっちに来て喋ってくれませんか、という渡りに船ではないが入らせていただくきっかけを得た。

ひと通り失礼にならないようにと挨拶をさせていただき、訪問の理由を伝えると、どうぞ、どうぞ、という返事だったので、何枚か写真を撮らせていただいた。

いまだに茅葺屋根。なおかつ屋根を3年前に補修したとのこと。カヤの上部を剥がし新しくカヤを重ね葺き替えたことで、山間の緑に黄金色がひときわ映えていた。

屋根は茅葺がいいよ。家の中も昔のままだよ。
いまは爺さんとふたり、若いもんは街に出でいったよ。

山麓の里で余生を楽しんでるいるかのようだった。

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風水思想を色濃く反映している中華街の門。 [文化想造塾<建造物>]

中国では、城や寺院に必ず「門」が存在する。日本の鳥居にあたるものであるが、その存在感は極めて大きい。それは、中国文化のルーツとして中国人の暮らしに根付いている「風水」というのが大きくかかわっているようだ。

それを見てとれるのが、横浜中華街にある10基の門である。そのうちもっとも風水に影響された主門が、東の「朝陽門」、南の「朱雀門」、西の「延平門」、北の「玄武門」の4基である。
調べてみると、風水思想のベースになっている五行説では、それぞれの方角を表す「色」と「聖獣」が決められいる。東は「青」で「青龍」。南は「朱(赤)」で「朱雀」。西は「白」で「白虎」。そして北が「玄(黒)」で「玄武」。それぞれが豪華絢爛にこれらのモチーフが反映されている。

中国では古来より、皇帝が城を築くとき、城内に入ってくる邪気を見張るために東南西北のみに通路を開き、門衛を置いた。それらは「春夏秋冬」「朝昼暮夜」という陰陽五行に基づく色である「青赤白黒」で彩られ、さらに各方位の守護神として人々に根強く信仰された四神を据えたといわれている。

横浜中華街を大きなお城として、主門4基の守護神が邪を見張り、街内の繁栄と安全をはかるために大きな役割を果たしているようだ。

朝陽門(チョウヨウモン)
日の出を迎える門。朝日が街全体を覆い繁栄をもたらす。守護神は青龍神。色は青。
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朱雀門(スザクモン)
厄災をはらい、大いなる福を招く。守護神は朱雀神。色は赤。
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延平門(エンペイモン)
平和と平安のやすらぎが末永く続くことを願う。守護神は白虎神。色は白。
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玄武門(ゲンブモン)
子孫の繁栄をもたらす。守護神は玄武神。色は黒。
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写真は、一部Yahoo画像から転載。
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「たねや」、世界に発信。 [文化想造塾<建造物>]

20年前くらいから、日本の企業が企業理念等によく使っていた「自然と共生」というキーワードをよく耳にしていた。時代や社会の流れの中でこうった言葉が重宝されてきた。
しかしながら、各企業が本質的に自然と共生をめざして企業形成をしてきたかといえば首を傾げたくなる。いわば言葉だけが一人歩きしてきたような気がする。

そんな中で着実に「自然と共生」をめざし達成しようとする企業がある。
それは「株式会社たねや」という和菓子の製造小売業の会社。ご存知の人も多いと思うが、”和菓子のたねや”さんである。業種がら原材料が自然の恵みのモノを主としている。だから、自然を疎かにできない。自然と共生し自然からの恩恵を享受している。自然の恵が何よりも貴重なモノになっているのは言うまでもない。

その「たねや」さんの本社を訪ねた。本社は滋賀県近江八幡市の湖畔に近い山に囲まれた自然の中にある。見て(写真)のとおりユニークな本社社屋を含む建造物、そして田んぼや畑という環境の中に一大 “たねやワールド”が形成されていた。
その本社名称が「ラ コリーナ近江八幡」という。そのコンセプトが、資料によれば、少し長いが「自然を愛し、自然に学び、人々が集う繋がりの場。これからの人と自然、共に生きる“いのち”の在り方を見つめいくステージ」ということのようだ。ラ コリーナ近江八幡から世界へと発信していく壮大なユートピア計画が進行している。
そのユートピア計画の推進実行人は、もちろん株式会社たねや代表取締役の山本昌仁社長。いままでにない、これからの時代の新しい近江商人の生きざまやプライドをかけての一大プロジェクトのようだ。

その山本社長とコンセプトをもとに、東大名誉教授で建築史家の藤森照信氏が独特のデザインの建築物や環境を造りあげている。
このラ コリーナ近江八幡には、前出の本社管理棟以外にショップやカフェ棟がある。その中は、広々とした吹き抜け空間の1階に和・洋菓子の売場。和菓子売場では、たねやの全商品を取り揃えるほか、職人が目の前でお菓子を仕上
げる「できたて工房」が併設されている。
新商品の洋菓子売場は、クラブハリエ最大のバームクーヘン専門店になっている。また、2階のカフェでは自然を感じる開放的な空間で、焼きたてバームクーヘンを存分に味わえるなど「たねやワールド」が展開されている。

ここが、想像を絶する会社兼店舗のランドスケープである。これほどまでに徹した自然との共生を実現している企業は、私の軽薄でも知らない。
近江から世界へ、をスローガンに、これからの時代に対応した企業戦略が近江から発信されようとしている。「たねやユートピア」の幕開けであるかのようだ。

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本社管理棟

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水田

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水田の中の岩上には松の木が。

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屋根は草を敷き詰めてある。

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和菓子店舗

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天井には炭がはめ込まれている

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あの建物の中で、なにが行われているのだろう。[日本銀行大阪支店] [文化想造塾<建造物>]

全国の至る所に、重要文化財に指定された建物を含む近代建築物が多数存在する。関西でも、京都や神戸、そして大阪にも目立つ建築物がある。建築は門外漢である小生でも興味をそそる建物がいくつかある。その一つが「日本銀行大阪支店旧館」。堂島川と土佐堀川に挟まれた中之島にあり、御堂筋に面し大阪市役所の西向かいにある。御堂筋に面している方が旧館で、中の様子が窺い知れないほどの存在感を感じさせる建物である。

日本銀行大阪支店旧館は、明治時代の建築界の第一人者である辰野金吾氏の設計による建物である。外観のデザインは、ネオ・ルネッサンス様式を主に取り入れている。ネオ・ルネッサンス様式っていってもちんぷんかんぷん。少し調べてみると下記のようなことが書かれていた。

装飾過多のゴシック様式に対して古典的スタイルをルネッサンス様式という。 特徴は左右対称、外壁に装飾が少ない。 中央に入口、左右に翼部を伸ばす。飾り柱が付けられていることも多い。などなどが特徴である。
15世紀から16世紀のルネサンス様式のリバイバルが19世紀終わりに起こり、それをネオ ルネッサンス様式という。(Yahooネットから)

ネオ・ルネッサンス様式を随所に感じさせる大阪支店旧館は、正面に玄関があり横に左右対称に建物が伸びている。そして飾り柱が目立つ。これもネオ・ルネッサンス様式に基づいたものなのだろう。外観はもちろんだが内部にも関心は及ぶが、当然ながら入ったことはないから全く見えてこない。

建物の威厳も去ることながら、日本銀行って何にをするところなんだろう? 幼稚な疑問ではあるが外観を眺めながら、そんな想いが頭をかすめた。小生の希薄な経済的知識では解説ができないので、日本銀行大阪支店のホームページをのぞいてみた。
すると小生でもなんとなく理解できる説明があったので、そのまま転載してみる。

日本銀行の役割を一言でいうなら「みんなが安心してお金を使えるようにする」ということらしい。これが冒頭に書かれていた。うんうん、と首を縦に振りたいが、よう解らん言葉であるが、その実現のために下記のような業務を行っている、と記してあった。
まず一つが「お札の発行と管理」。うんうん、と頷ける。二つ目が「物価の安定・金融システムの安定」とあったが、経済学を専門に勉強してないので、わからん! では通用しないのか。社会人として常用知識になっているようだ。どうしよ! 中身にふれず次に進もっと。三番目に掲げてあったのが「銀行の銀行・政府の銀行」とあった。一般の銀行がお金が足らなくなったときに日本銀行がお金を貸す役割(?)、といったことかな。最後が「災害時の拠点としての役割」と書かれていたが、あまりピンとこない。

あの砦のような建物を災害時に役立てようっていうのだろうか。普通には理解できないが、ホームページに記載してあるのだから本当だろう。災害時にしか中に入れないのかと思いきや、平日に一般開放しているようだ。もちろん事前の申し込みが必要である。

機会があれば、内部見学をしてみようと思っている。しかしもう少し、日本銀行の役割等を学んでおく必要がありそうだ。

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やはり凛々しい。 [文化想造塾<建造物>]

今日は姫路をウロウロ。姫路に行けば必ずといって「姫路城」を写す。多いのが城の南側から。今日は北側から撮ってみた。曇天のせいか霞んでみえるが、やはり凛々しい。

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幻想的な色合いに、ドキィ! [文化想造塾<建造物>]

一昨夜、西宮夙川教会の前を通った。
正面入り口がライトアップされていた。
たぶん夜のミサが行われていたのだろう。
何気なく撮った写真の色合いが幻想的だった。

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