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大阪木津卸売市場が、十日えびすに献鯛で船出した。 [地域発展]


1月10日は「十日えびす」。関西地域では商売繁盛を祈願する行事として大変有名である。大阪では今宮戎神社や堀川戎神社が一年の最初のお祭りとして、"商売繁盛、笹もって来い!"という掛け声で、九日の宵戎、十日の本戎、そして十一日の残り戎の3日間にわたって賑わいをみせる。

その十日えびすの奉献行事を行っているのが「大阪木津地方卸売市場」。木津市場は今宮戎神社のすぐ南に位置し、大阪ミナミの台所と称されている巨大な卸売市場である。

大阪では江戸時代から毎年一月九日の宵戎に雑魚場(ざこば)の市場が戎様にゆかりの深い大鯛(雌雄一対)を今宮戎神社に奉献して大魚と商売繁盛を祈願することが吉例になっていた。

その行事が九日の11時から木津市場で多くの関係者や一般のお客様も参列して盛大に行われた。今宮戎神社からは福娘さん2人が参列、奉献の鯛を選んだ。行列の先頭のお神輿鯛には「起請文の矢」が刺され、その後に奉献の鯛2匹が続いた。

木津市場は今年3月に第一期の再開発オープンを迎える。大阪ミナミ再開発事業の一環として木津市場も生まれ変わる。古くからの建物、古くからの体質が少しずつではあるが何年かかけて変わっていく。古き良きものは残そう、しかし新しきものはどしどし受け入れよう、という変革が始まっている。

来年がグランドオープン。改革を積んだ大漁船が船出していく。


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