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お伊勢さんをめざす。その2ー「式年遷宮」 [祭り]


「式年遷宮」は文化伝統継承の極致であろう。

1316年前の690年からいまに受け継がれている式年遷宮は、神宮にとって永遠性の営みであり壮観類をみないお祭りである。
天照大御神は皇室の祖先神である。皇室の永遠性を伊勢神宮の遷宮で世に示している。

ご存知のとおり、その式年遷宮は20年に一度、正殿(しょうでん)を始め御垣内(みかきうち)の建物全てを新造し、さらに殿内の御装束(おしょうぞく)や神宝(しんぽう)を新調して、神儀(御神体)を新宮へ遷す一大祭典である。

世界でも例をみない祭典のクライマックスが、平成25年の「遷御」の儀である。お社殿や神宝類のすべてを古式のままに一新する。これから何千年と受け継がれていく文化継承の祭典である。

25年のクライマックスに向けて、17年の山口祭(用材を伐り出すにあたり山の神に安全を祈願)から遷宮のお祭りが始まっている。8年間をかけて遷御を迎える。

私が訪れた日は冷え込みも一段と厳しく、前夜からの雪が残っていた。とくに外宮の宮処(御敷地)は、小雨のせいか靄(もや)が立ち込めていた。
信心深いわけでもないのに少しの時間佇んでいた。宮処(御敷地)が小雨で洗われているかのように幻想的な世界に見えた。

写真上から外宮「正宮」、外宮「宮処」、内宮「宮処

次回は、あの「閉ざす赤福」


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