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お伊勢さんをめざす。その3-「再開した赤福」 [雑感]


お伊勢詣りのお土産といえば、あの定番「赤福餅」。

その赤福餅を製造している株式会社赤福が昨年の10月19日に、三重県より無期限の営業禁止処分を受けたことはまだ記憶に新しい。

数年前より製造や消費期限偽装問題が日本各地の発覚している。その一連で赤福餅も告発があり、昨年9月に農水省と三重県の保健所の立ち入り調査が入った。

赤福餅は保存料を使わない生菓子であり、本来の消費期限は夏期は製造年月日を含め2日間、冬期は3日間と記してあった。しかし、昨年冷凍保存していた製品を、解凍日を製造年月日として出荷していたこと、さらに売れ残り商品の再利用をしていたことが明るみに出た。

これによって本店以下、各地で販売されていた赤福餅一連は一挙に閉鎖に追い込まれた。このニュースは全国を駆け巡り、あのお伊勢さんの赤福までも、という罵声が飛んだ。

あれから2ヶ月半後の2月6日、本店、内宮前支店、五十鈴川店の3店舗で営業を開始した。早いか遅いかは分からないがとにかくこの3店舗のみで再生を目指し再開した。

私が訪れた日、おはらい町通りの入り口の内宮前支店、ど真ん中にある本店は締め切っていた。店頭には張り紙が張ってあり、その前で観光客が記念写真を撮っていた。悲惨さが影を落としていた。

訪れた日の3日後に「赤福、再開」というニュースを目にした。
極寒谷底にいた3ヶ月弱の暗い歴史を、どう塗り替えていくか、たまたま訪れた者にとっても気になる事である。


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