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今年最後のライブインテリジェンス交流会-「茶粥を楽しむ」 [ライブインテリジェンス]

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今年最後のライブインテリジェンス交流会を、先日の日曜日に神戸で開催した。

今年8月からスタートし、毎月一回定期的(一回中止)な交流会として続けてきた。このライブインテリジェンス交流会というのは、暮らしのステージをより楽しく美しくしていくために行っている。

その活動のキーワードが「伝統文化」。昔から長く続いているものには知恵と工夫が随所に見受けられる。先人の知恵や工夫が伝え継がれている。そういう機会に出くわし気づくことで日本の素晴らしさに改めて感動する。

そんな思い抱きながら、ライブインテリジェンスアカデミーはできる範囲内でそういう場面をつくり、人との出会いを演出し交流をしていきたいと願っている。

第一回の南部義尚氏(世界南武道連盟道主)、そして山本章弘氏(山本能楽会理事長)、平谷けいこ氏(摘み菜料理研究家)などにご登場いただいた。

今年最後は神戸の薩摩道場のご主人である郷原達人氏が作られた「茶粥」を楽しませていただいた。郷原氏は京都・大徳寺で修行された茶人であり料理人である。

その郷原氏が作る茶粥は「妙心茶粥」とでもいうのか、すべての邪物を削ぎ落としたもののような気がする。お米とお茶だけの食物である。茶は養生の仙薬なり、茶粥は延命の妙薬なり、と郷原氏は茶粥の本髄を語る。

まず参加者は茶室でお茶をいっぷくいただいた。作法抜きのお茶談義に華が咲き、茶の心を体験。そのあと場所を移した部屋は、蝋燭の陽炎だけが燈っていた。まさに別世界である。ここではゴマ豆腐汁、刺身そして茶粥の膳を楽しんだ。

ご存知のように、茶粥は、湯を沸かし茶袋に入れた茶をいれ沸騰させる。その沸騰したお茶に、簡単に水洗いしたお米を入れる。それから約15分程度炊く。それで出来たものが茶粥である。

その茶粥をいただいたあと、お代わり茶粥として、炊いたご飯に茶粥をかけたものが運ばれてきた。茶粥の二杯飯である。お新香にあわせると懐かしい味が心にしみ亘っていく。

そして白湯をいただいて終了した。茶室と日本間で過ごした時間(とき)を、心から楽しませていただいた。

また来年からのライブインテリジェンス交流会をお楽しみください。
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