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伝統文化、歴史の証。「e-よこソーシャルカレッジ-能入門講座」 [e-よこ ソーシャルカレッジ]

昨年の10月からスタートした「e-よこソーシャルカレッジ」の第4回目が16日の夜、大阪・徳井町の山本能楽堂で開催された。

今回は「山本章弘氏が語る、能入門講座」。初心者の方たちに分かりやすく、より理解を深めることを目的に開講。みっちり2時間、観世流シテ方の山本章弘氏の絶妙なトークを交えて数々の体験をさせていただいた。
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解説を聞くたびに思うことは、能は「想像の芸術」である、ということ。一つ一つの細かい動きによってその場面の情景が創られていく。例えばシテ方の顔の向きによって哀楽の違いを表現している。
それを観てその情景を想像するわけである。一視逃さず動きを観て楽しむ芸能といっても過言ではない。
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解説を聞いたあと、能には欠かせない能面を見せていただいた。10代を現す能面から20代、そして姥、般若に至る女性の移り変わりを能面を通して聞いた。

そのあと参加者の中からお一人が能装束の着付けを体験。その着付けを舞台に上がってまじかに見せていただいた。舞台に上がる場合は白いたびに履き替えることもしきたりの一つ。

そして最後に舞台裏、楽屋や2階の桟敷席、そして音響効果として役割を果たすどでかい瓶が置かれている舞台下まで覗かせていただいた。知恵と工夫が結集された建物に驚嘆の声が聞えきた。

家屋すべてが舞台となっている。伝統芸能、それを演じる人、そしてそれを支える舞台とが一体になり伝統をつくり上げている。その歴史の証をみたようである。
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