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別れと出会い。ある本屋さんで。 [雑感]

お盆休みの最後の日曜日、お盆前に仕事場から持ち帰っていた本を整理した。本はなんとなしに捨てられないモノの一つ、と思っている。再度読み返すことはないだろう、と思いながらも、どうも捨てられない。

むかし新刊が出れば買っていたし、好きな著者のものであれば何冊も一度に買うこともしばしば。本には出費を惜しまない方だった。本は大切な知識を得るものの一つだと思っている。

段ボール箱から取り出した本をみていると、その時に買ったときの心境などがなんなく蘇ってくる。私は、小説を読むのはそんなに多くない。著者が決まっている。歴史ものに偏っている。

今日、心を鬼にして選別した本は30冊あまり。その選別基準は、もう読み返すことはない。その時代は終わった。という本がブックオフに引き取られていった。

そのお金でブックオフで一冊買った。引き取られた30冊の本と、買った本の金額がほぼ同じだった。寂しい気持ちがこみ上げてきた。しかし、この本屋さんに来て出会った一冊の本が、私の「いま」を象徴する本なので嬉しかった。30冊に感謝かも。
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