川舞台だから、音が人と人をつなげた。 [ライブインテリジェンス]
先週末の土曜日、東横堀川の川沿いに造られている川舞台で、私が主宰しているなごみ庵の「和楽器の音を楽しむワークショップ」を行った。
このワークショップはシリーズで展開していきたいと考えている企画。和楽器は、西洋楽器に比べ"音色"に特徴がある。その音色を楽しむワークショップを行い、邦楽の魅力を再発見していこうというもの。
その第一弾として、今回、「琴」、「三味線」、「尺八」の音を楽しんだ。ただ、今回は川舞台、屋外であり舞台の上は高速道路、隣が工事現場。音を楽しむ環境としてはいいわけではないが、風があり水の流れる音、船の音などすべての音を巻き込んでのワークショップになった。
舞台上で演奏者やお客様が同じ目線で一体になる。演奏者がお客様に歩み寄り距離を縮める。一方、お客様が演奏者に近づいていく。ワークショップならではの、また限られた自然空間での楽しさを満喫した。
お琴、三味線の土井博子さん、尺八の平山泉心さんの熱心な語りと演奏、そして参加者への温かい指導に、いつもと違う熱いものを感じた。
このお二人には感謝の気持ちでいっぱいである。
川舞台という異質な会場だったせいか、音と人がある意味一つになれたような気がした。
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